「傾聴」は、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職のみならず、それらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけられてきました。さまざまなシーンでの「傾聴」の重要性が叫ばれているという状況もあり、その基礎理論といえるPCAの学習の重要性は、ますます高まっているといえます。このようななかで、今あらためて「傾聴」という態度・姿勢をその芯から学びなおそう! とのねらいで、この本は編まれました。(創元社より抜粋)
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編:坂中正義(南山大学人文学部教授) 執筆者: 坂中正義(南山大学人文学部教授) 田村隆一(福岡大学人文学部教授) 松本 剛(生徒指導実践開発コース教授) 岡村達也(文教大学人間科学部教授) 出版社:創元社 発行年月:平成29年9月10日
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プロローグ 目次 序章 ロジャーズ——人生の軌道と分岐点 コラム1:日本への導入 コラム2:グロリアと三人のセラピスト 第1章 パーソンセンタード・アプローチとは 理論的展開 コラム3:プリセラピー 実現傾向と必要十分条件 コラム4:プレゼンス 人間性心理学 第2章 パーソンセンタード・カウンセリング パーソナリティ論 コラム5:パーソンセンタード精神病理学 援助論 プロセス論 コラム6:PCCのエビデンス(効果研究) 位置づけと意義 第3章 体験過程理論とフォーカシング カウンセリングが成功するとき コラム7:体験過程スケール 体験過程理論 フォーカシング コラム8:クリアリング・ア・スペース フォーカシング指向心理療法 第4章 エンカウンター・グループ エンカウンター・グループとは コラム9:構成的エンカウンター・グループ テツロウさんの体験 コラム10:出会いへの道 ファシリテーション グループプロセス 個人プロセス コラム11:Encounter Groups: First Facts 位置づけと意義 第5章 アプローチとしての展開 子どもたち・家族へのアプローチ 学校教育へのアプローチ コラム12:アスピー尺度 コラム13:からだの感じを言葉にする実習 組織へのアプローチ 医療・福祉領域へのアプローチ コミュニティへのアプローチ 多文化理解・国際平和へのアプローチ スピリチュアリティ ファシリテーター研修グループ 第6章 パーソンセンタード・アプローチを学ぶ 何をではなく、如何に学ぶか 学ぶプロセスを意識する エピローグ
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