お知らせ
2010年7月13日掲載
連合大学院修了生の鈴木裕子さんが日本保育学会の投稿論文で研究奨励賞(論文部門)を受賞しました
本学連合大学院修了生の鈴木裕子さん(平成22年3月修了)が、日本保育学会の投稿論文で、平成22年5月に「日本保育学会研究奨励賞(論文部門)」を受賞しました。
一般社団法人日本保育学会は、乳幼児の健やかな成長のために、保育の実践者と研究者が協力する場で、会員は約4000人と、教育学・心理学・福祉学の分野の学会の中では会員数の多い学会です。
日本保育学会研究奨励賞は、日本における保育学の研究を奨励する目的をもって創設されたもので、論文部門では、学会誌『保育学研究』に掲載された論文から受賞者の選考が行われます。
受賞した鈴木さんの論文テーマは「幼児の感性を具体化する試み -幼児期の感性尺度の開発を手がかりとして-」(保育学研究 第47巻第2号)です。論文の内容は、これまで保育の場において、保育者の主観に委ねられてきた曖昧な「感性」について、保育者が捉えたエピソード909例を分析し尺度開発という方法を用いて、感性の側面や要素、さらには感性を構成する3つの因子「独自な感受と創出」「能動的な応答」「情緒的・道徳的な共感」を明らかにしたものです。
鈴木さんは,「今回の受賞をたいへん光栄に思います。指導教員の名須川知子先生が明確な方向性を示してくださったことで、論文として世に出す勇気をいただきました。」と語っています。
また、「連合大学院での3年間、幼児期の身体による模倣行為の研究を行い,学位論文として提出しました。そのなかで,相互行為としての模倣発現の基盤にあるものとして、「感性」の内実を明らかにしたいと考え、このテーマにも着手しました。幼児期の感性を少し具体化できたかなとは思っていますが、再びスタートラインに立ったようにも感じています。現在は,科学研究費の助成を受け、「身体的なコミュンケーション」という核に寄せて、再び幼児期の模倣や感性を考え続けています。連合大学院での実践的な学びの成果を、保育の場に還元できるよう今後も精進していきたいと思っています。」と語っています。





