小学校の勤労観・職業観を育む教育プログラムの開発及びその有効性の継続的・実証的研究―係活動の指導を通して― 教育実践高度化専攻 生徒指導実践開発コース・教授 古川 雅文

研究計画・方法

【平成24年度】

【研究計画】

◎ 研究代表者は研究を統括し、研究分担者はデーター分析・考察する。研究協力者は主に係活動の指導プログラム改善・開発やアンケート実施、学習指導材作成、事務処理等に当たる。
(1) 小学校における勤労観・職業観を育むキャリア教育に関する実態について、小学生、大学生を 対象にアンケート調査を実施し、課題等を明らかにする。
(2) 係活動における小学生の「勤労観・職業観」に視点を当てた意識調査を指導前後に実施する。
(3) 望ましい勤労観・職業観の育成を図るため、係活動の教育計画・指導方法・評価を内容としたプログラムを開発し、指導に資する。
(4)係活動の重点指導学級(実験群8学級) と通常指導学級(比較群6学級) を設定し、開発プログラムの有効性を実証的に明らかにする。

1 .研究問題の確定

○小学校におけるキャリア教育の課題把握
○研究の方向、領域、ねらいの確定
○研究内容の具体化、構造化

2 .研究方法の選択

○研究主題に即した研究方法の決定
 ・調査研究
 ・検証授業

3 .仮説の構成

○研究内容の明確化
○具体仮説の設定

4 . 実施計画

○小学生、大学生対象の意識調査の実施計画
 ・係活動における勤労観・職業観 
 ・係活動に関わる実践状況
○年間指導計画、学習指導案の作成
○学習指導材の作成
○有効な指導プログラムの開発(指導計画、指導内容、指導法、資料等)

5 . 検証作業、実践状況調査実施作業

○小学校での事前・事後テスト実施(意識調査)
 ・仮説に照応する係活動の指導(重点指導8学級、通常指導6学級)
○小学生、大学生対象の係活動の実施状況調査実施

6 . 検証資料の処理、実践状況での課題等の究明

○仮説に対応する結果の分析
 ・事前・事後テストの比較・検討
 ・年間指導計画、学習指導案の検討
 ・指導法の検討・改善
○小学生・大学生の係活動に関わる実践状況の分析

7 . 研究のまとめ

○仮説の検証 
○指導プログラムの有効性の確認 
○係活動に関わる実践課題の確認
○まとめ、研究成果冊子作成・製本

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