単元間を縦断的に関連づける指導法の効果と有効範囲に関する教授学習心理学的研究 授業実践リーダーコース・准教授・教授 黒岩 督

研究計画・方法

【平成23年度】

1 .研究遂行のモデル図

2 . 単元間で縦断的に関連づける学習内容(以下のような内容で検討している)

●小学校生活科の場合: 生物概念に関する内容 (例:きょうりゅう, どうぶつのかたちとくらし,人間の手・ゴリラの手など)
● 中学校理科の場合: 「エネルギー」分野や「粒子」分野に関する内容

【平成24年度】

 平成2 3 年度の研究遂行モデル図に沿って,ステップ5 までの遂行に積み残しがある場合は速やかにその遂行を行う。ステップ5 までの遂行が完了している場合は, さらに単元3 及び単元4 の授業実践を計画し, 上述のステップ1 からステップ5 の遂行を目指す。

3.研究代表者・研究分担者の相互関係(役割分担状況)

 本共同研究は, 教室場面での具体的な授業実践を対象とする研究であることから, 現場との協働が必須となる。そこで, 本研究への参画を要請し了解を得られた教諭を研究分担者とした。さらに, 研究代表者と専門を同じくする教員も研究分担者とした。調査等の実施や資料の解析は黒岩・吉國が担当し,教室での実践は西本・小倉が担当するが, これら以外については研究遂行モデルのすべてのステップにおいて協働して進めていく。研究分担者の黒木には, 主にステップ1 と3 への参画を求める。

4 .主要設備(現有設備を含む)との関連、旅費については調査予定地域や実施体制、また、謝金等については人数や支援の内容など経費と研究計画との関連性

 平成23年度では主要設備として,授業現場へ携帯可能なノートパソコンの更新費, 授業での児童・生徒の発話を録音するためのIC レコーダーの購入費を計上した。また,研究遂行の各ステップで現場(静岡県島田市・鹿児島市各4 回,東京都小金井市1 回) に赴く必要があるため, これに要する旅費を計上した。さらに, 研究遂行に必要な図書の購入費, 消耗品費, テープ起こし等の資料整理(データ入力・データ整理40 時間分,授業のテープ起こし5 時間分) のための謝金も計上した。平成24年度では, 消耗品費と謝金については23年度と同額を計上し,旅費については学会(教授学習心理学会,早稲田大学)での成果発表のための旅費を加えた額を計上した。

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