異なる水準への適用を可能にする「知識の有機的関連づけ」に関する教授学習心理学的研究 授業実践開発コース・教授 黒岩 督

研究計画・方法

【平成25年度】1.研究遂行のモデル図

2.異なる知識を相互に関連づける学習内容(以下のような内容で検討している)

【平成26年度(予定)】
 上記の平成25年度の研究遂行モデルに沿って,ステップ5までの遂行に積み残しがある場合は速やかにその遂行を行う。ステップ5までの遂行が完了している場合は,さらに異なる単元どうしの授業実践を計画し,上述のステップ1からステップ5の遂行を目指す。成果をとりまとめて,学会発表を行う。
3.研究代表者・研究分担者の相互関係(役割分担状況)
 本共同研究は,教室場面での具体的な授業実践を対象とする研究であることから,現場との協働が必須となる。そこで,本研究への参画を要請し了解を得られた教諭を研究分担者とした。さらに,研究代表者と専門を同じくする教員も研究分担者とした。調査等の実施や資料の解析は黒岩・吉國が担当し,教室での実践は西本・小倉が担当するが,これら以外については研究遂行モデルのすべてのステップにおいて協働して進めていく。研究分担者の黒木には,主にステップ1と3への参画を求める。

4.主要設備(現有設備を含む)との関連、旅費については調査予定地域や実施体制、また、謝金等については人数や支援の内容など経費と研究計画との関連性
 平成25年度では主要設備として,授業実践場における児童・生徒の発言や行動を録画するためにビデオと三脚の購入費を計上した。また,研究遂行の各ステップで現場(静岡県島田市5回・南九州市5回,東京都小金井市2回)に赴く必要があるため,これに要する旅費を計上した。さらに,研究遂行に必要な図書の購入費,消耗品費,テープ起こし等の資料整理(データ入力・データ整理40時間分,授業のテープ起こし5時間分)のための謝金も計上した。平成26年度は,消耗品費と謝金については25年度と同額を計上し,旅費については学会(教授学習心理学会,東北大学)での成果発表旅費を加えた額を計上した。

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