高等学校「在り方生き方教育」における教育課程と指導方法等の改善・充実に関する研究 学校教育研究科 教育実践高度化専攻・教授 谷田 増幸

研究計画・方法

本研究は、実証的研究と理論的研究から構成される。
1 実証的研究
 ( 1 ) フィールドワーク:①研究開発学校、各都府県・調査対象国の実践校において、どのような理論的な枠組みでどのような実践が行われているかを把握する。②その過程で「在り方生き方教育」の改善・充実の観点から調査内容をカテゴリー化するなどしてその成果と課題の分析を行う。

 ( 2 )インタビュー調査:研究開発学校関係教員、各都府県・調査対象国の実践校の関係教員へのインタビューを行い、課題解決に向けた論点を整理する。

 ( 3 ) アンケート調査:研究開発学校、各都府県における実践校の関係教員及び生徒を対象に、「在り方生き方教育」の理念や枠組み、実施状況、意識等に係るアンケートを実施する。

2 理論的研究:「在り方生き方教育」の観点から、関連する教育学・哲学・心理学を中心とした学術論文や国の教育政策の動向、各教育委員会等の刊行物をレビューしながら、今後の方向性を展望する。

本研究計画・方法の全体を相互の関係や役割分担を含めて、以下に図示する。


【平成24年度】
〔目的①〕「在り方生き方教育」について、研究開発学校、各都府県・調査対象国の実践校においてどのような理論的な枠組みでどのように実践が行われているかをフィールドワーク及びインタビュー調査から把握する。また「在り方生き方教育」について理論的・実践的な背景や根拠を文献等から把握する。
1 [実証的研究]
 ( 1 )フィールドワーク:研究開発学校、各都府県・調査対象国の実践校において、 どのような理論的な枠組みでどのような実践が行われているかを把握する。〈研究開発学校や国内実践校の調査及び海外調査(英国)〉
 ( 2 )インタビュー調査:研究開発学校関係教員・各都府県・調査対象国の実践校の関係教員へのインタビューを行い、課題解決に向けた論点を整理する。〈研究開発学校や国内実践校の調査及び海外調査(英国)〉
2.[理論的研究] :「在り方生き方教育」の観点から、関連する教育学・哲学・心理学を中心とした学術論文や国の教育政策の動向、各教育委員会等の刊行物をレビューする。

【平成25年度】
〔目的①〕「在り方生き方教育」について、研究開発学校、各府県・調査対象国の実践校においてどのような理論的な枠組みでどのように実践が行われているかをフィールドワーク・インタビュー調査・アンケート調査等から把握する。
 ( 1 ) フィールドワーク:① 「在り方生き方教育」に係る平成2 4 年度における研究開発学校や各都府県・調査対象国の実践校におけるフィールドワークからその成果と課題の分析を行う。必要に応じて追跡調査をかける。 〈研究開発学校や国内実践校及び海外調査(韓国) (→平成2 6 年度継続できればドイツ)〉
 ( 2 )インタビュー調査:平成2 4 年度に続き、研究開発学校関係教員・各都府県・調査対象国の実践校の関係教員へのインタビューを行い、課題解決に向けて関係者と議論を行う。必要に応じて追跡調査をかける。 く研究開発学校や国内実践校及び海外調査(韓国)(→平成2 6 年度継続できればドイツ)〉
 ( 3 )アンケート調査:平成24 年度までの実証的・理論的研究に基づき、「在り方生き方教育」の理念や枠組み、実施状況、意識等に係る質問紙を作成する。それを研究開発学校や各都府県における実践校の関係教員及び生徒を対象にして調査を実施し、 課題と今後の方向性を明らかにする。
〔目的② 〕「在り方生き方教育」におけるこれからの改善・充実の方向性、すなわち教育課程編成の考え方、教育内容及び指導方法の在り方、それに向けた条件整備等の諸課題について提言を行う。

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