いじめと災害ストレスへの心の健康教育と道徳教育と防災教育の包括的教育プログラムの作成と検証 人間発達教育専攻・教授 冨永 良喜

研究の概要

 いじめと災害は児童生徒に強いストレスを与え、人生に否定的な影響を及ぼすことがある。そのため、いじめ防止教育と災害後の心のケアの充実が求められる。それらの教育実践として、心の健康授業が保健体育で、いじめ防止授業が道徳や学活で、防災教育が行事や総合的な学習の時間で行われている。しかし、それらは相互に関連しており、系統的包括的な教育プログラムとして構築する必要がある。そこで本研究の目的は心の健康教育、道徳教育、防災教育の専門家が協同で包括的教育プログラムを作成することである。そのために以下の4点を検討する。①いじめ意識アンケートやストレスチェックリストの開発と検証②いじめ予防のための道徳授業と心の健康教育としてのストレスマネジメント授業の作成と開発と効果の検討。③災害後の心のケアと防災教育の融合的取り組みの検討。④心の健康教育・道徳教育・防災教育の融合的なカリキュラム試案の作成と提言。

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