おさめびと

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第2弾 5期生 黒田勝 先生

コース長です。
修了人(おさめびと)シリーズの第二弾が届きました。M2のKさんのレポートです。その1をお送りします。

 今回は、特別支援教育の最前線を走り続ける、「修了人(おさめびと)」を求めて、兵庫県立神戸特別支援学校にお邪魔しました。暖かく迎えてくださったのは、特別支援教育コーディネーターコース 5期生の修了人、黒田勝先生でした。

 黒田先生の修士論文のテーマは、「特別支援学級担任に対する研修の効果―巡回相談及び研修会にハンドブックを併用して」ということで、今回は、修士論文で作成されたハンドブックの活用についてのお話も伺いました。

〇現在、黒田先生が担当されている分掌についてお尋ねします
 修了後は、2年間、担任をしながら研究推進部長をしていました。3年目の今年は、支援部の副部長(知的部門のコーディネーター)で、地域支援担当として巡回相談や教育相談、外部機関との連携の仕事をしています。専任ですが小学部付です。

 学部についての仕事はなくて、時間のある時に1年生等のクラス内支援に入っていますが、支援部の仕事が多いので、週に半分くらいは出張しています。本校は、神戸市北区にあるので、今年から神戸市のネットワークの一環であるスクールグラスターの中に加わりました。

 これまで、神戸市内は市立の特別支援学校もあるし、研修会も数多く開催されているので、県立である本校の位置づけが微妙だったのですが、校区の再編成で、本校が北区を管轄することになり、神戸市との関係をこれから益々深めようとしているところです。

 これまでは、本校独自で巡回相談を実施していたのですが、それは引き続き実施し、昨年から肢知併置になったので、肢体不自由児の相談も受けています。肢体不自由の方は、神戸市から指導してほしいと依頼があるので、本校肢体不自由部門のコーディネーターが担当しています。

 本校の巡回教育相談は、神戸市北区の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校に巡回相談のお知らせをして、現在13校園くらいの依頼があります。私か肢体不自由部門のコーディネーターが行くようになっています。

〇どうして、コーディネーターコースを選ばれたのですか
 初めは、管理職の薦めでした。しかし、これまで経験してきたことの根拠が知りたかったし、学習したかったので最終的には自分で決めました。

コース長です。 修了人(おさめびと)シリーズの第二弾が届きました。M2のKさんのレポートです。その1をお送りします。  今回は、特別支援教育の最前線を走り続ける、「修了人(おさめびと)」を求めて、兵庫県立神戸特別支援学校にお邪魔しま...

Posted by 兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース on 2014年7月18日

コース長です。
黒田勝先生の修了人(おさめびと)その2です。

〇コーディネーターコースでの学びやよかったことは何ですか
 今、ちょうど地域支援をしているので、大学で学んだコンサルテーションがそのまま活かせています。大学に行くまでは、生徒指導部で実務的な仕事を担当していたので教育相談の経験はありませんでした。今年から担当している巡回相談は、全く初めてのことですが、大学で学習したことや実習を通して学んだこと、橋本先生のコンサルテーションを学習した経験があるので、慌てずに行けました。

 コーディネーターコースは発達障害に関するものがメインですが、本校では知的障害や自閉症の子どもたちのことがメインになるので、ケース実習は特別支援学級で実施させていただき、研究も特別支援学級の担任に対する手だてについて取り組みました。

 アセスメントも知的障害の子どもでした。WISCは使えなかったので、WISCで指導を受けた手法を新版K式に替えて自分なりに分析しました。大変でしたが、それが今すごく役に立っています。新版K式の結果と、自分の経験や見立てと併せて捉えられるようになりました。自分で新版K式をとり、アセスメントから個別の指導計画を立てるようになりました。行く前と行った後では随分違います。

 しかし、当時は、皆と同じ流れには乗れず、ワンクッション置いて考えていかなければならなかったので大変でした。この学校は神戸市と連携しているので、実習は神戸市の特別支援学級でさせてもらいましたが、そういったニーズにも対応して下さったのでよかったです。
また、幼稚園では発達障害の疑いのあるお子さんの相談が多いので、授業で学んだことはすごく役に立っていますね。

〇研究では、ハンドブックを作られましたがその後どう活用されていますか
 (ハンドブックを出しながら)そう、これです。巡回相談に行くとき、初めて特別支援学級を担当する方々に渡しています。ハンドブックのデータと付録のデータをCD-Rで渡していますが、ニーズは多いです。相談以外でも困っていることが多いので、「どんなことしたらいいんやろ?」って聞かれた時には渡しています。ちょうど大学で研究したことが今まさに役立っています。

 ハンドブックは研究のテーマにしたので、巡回相談にどう活かすかということと研修にどう生かすかという2点がねらいでした。これまで、巡回相談をしたことがなかったので、他校の先生方に使っていただき、巡回相談と併用した効果について研究をしました。

コース長です。黒田勝先生の修了人(おさめびと)その2です。〇コーディネーターコースでの学びやよかったことは何ですか 今、ちょうど地域支援をしているので、大学で学んだコンサルテーションがそのまま活かせています。大学に行くまでは、生...

Posted by 兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース on 2014年7月18日

コース長です。
黒田勝先生の修了人(おさめびと)その3です。

 〇ハンドブックでは、特性理解から実践例も含めた指導の手だてを分かりやすくしっかりとまとめておられますが、短期間でどのように作られたのですか
 なかなか方針が決まらなくて、大学院の2年生になってから3ヶ月で一気に作りました。作成には石橋先生や川西養護学校の先生方、ゼミのメンバーからアドバイスをもらいました。特に、5期のメンバーには付録のCD-Rの中に入れる教材を提供してもらいました。連携している地域の特別支援学級に6月ぐらいに配って、川西養護学校の巡回相談で活用していただき、自分は神戸市の特別支援学級の研修会で使いました。内容は、巡回相談で相談の多い課題を取り上げましたが、今後は、自分が実施している巡回相談を通して加筆できたらいいなあと考えています。

〇大学での学びを現在の教育相談の中で活かしておられるのですね
 教育相談以外にも研究推進部長をしている時には、プレゼンの仕方や(叩き込まれるじゃないですか!)研究の方法を伝える職員研修会を企画するなど、大学での学びが形になっています。あと、課題に対する調べ方、資料の探し方も役立っています。

〇今後の抱負についてお尋ねします
 今、必死なんです。5月末から6月は巡回相談に掛かり切りで、今週やっと一巡します。初めての子どもにアドバイスしなければならないので、緊張もするし、準備もあるしで、夏休みに振り返りができるかなと思っています。まず、この一年は、この新しい仕事に慣れていこうと思います。それから次のステップかな?学校外に出るって大変ですね。外に出ると専門家だって思われるわけですから、しっかりとしたものを伝えないといけない。どのような視点で捉えられるのかというのが、常にドキドキです!

 とても気さくで爽やかな印象の黒田先生、お忙しい中貴重なお話をたくさん有難うございました。神戸市北区の特別支援教育の拠点校として、今後益々のご活躍を期待しております。

コース長です。黒田勝先生の修了人(おさめびと)その3です。〇ハンドブックでは、特性理解から実践例も含めた指導の手だてを分かりやすくしっかりとまとめておられますが、短期間でどのように作られたのですか なかなか方針が決まらなくて、大...

Posted by 兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース on 2014年7月18日

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