おさめびと

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第4弾 3期生 尾﨑朱 先生

コース長です
おさめ人シリーズ第4弾をお届けします。今回は、M2の工藤さんが宝塚市立高司小学校にお勤めの尾崎先生を訪ねてくれました。
特別支援教育の最前線を走り続ける、「修了人(おさめびと)」を求めて、宝塚市立高司小学校にお邪魔しました。暖かく迎えてくださったのは、特別支援教育コーディネーターコース3期生の修了人、尾﨑先生でした。
午後から訪問をさせていただき、着いたときはちょうど清掃中。児童の皆さんは一生懸命掃除をしています。きれいに掃除されたピカピカの校舎が迎えてくれました。
5時間目の理科の授業を途中から10分間ほど見学させていただきました。教室の中に入ると空気がピンと張っています。学習課題に向かっていることが伝わってきます。
素晴らしいのは、全員が学習に向かうことができるように、児童どうしで声を掛け合っていることです。友達の行いを注意できること、その注意を素直に聞いて行動に移せる学習規律が整っています。尾﨑先生は更に周りの児童に気づきを促し、行為を価値づけさせています。そのため、良い行動が次にもつながっています。前向きなエネルギーを感じ、全員が授業参加者という思いを受けました。
仮説検証に関するグループワークでは、自分の考えを、自分の言葉できちんと伝えています。グループの構成員がグループワークのゴールを共有しているため全員が練り合いに参加し取り組んでいました。

 尾﨑先生の教室は、学級経営と学習規律の一体化がなされていて、1学期からどのようなステップを踏み、今の状態になったのかをたずねたくなるような理科の授業でした。
授業が終わり、児童が下校したのち、尾﨑先生にインタビューをさせていただきました。現在、通常の学級の担任をされている尾﨑先生。そもそも、教職のキャリアをもたれながら大学院を志望されたのは、どういった理由があったのでしょうか。
「得意だと思っていた1年生担任の時に、自分のやり方が通用しない児童と出会いました。その時、最初は『何てわがままなんだ』と思っていたのですが、特別支援学級の担任に『あんたが悪い』とずばっと言われました。そして、『勉強せなあかん』と言われその大切さを感じたからです。」

 大学院に入学する前に、特別支援教育について勉強会などで学び、特別支援教育士を取得された尾﨑先生。大学院の中でも、特別支援教育コーディネーターコースを選択されたのは、どういった理由があったのでしょうか。

 「コーディネーターになりたい希望があったからです。私が新しい学校に移った時、希望を出しました。しかし、持たせてもらうことができませんでした。よくよく考えたら、転任してきたばかりの者に無理だと考えたと思うのですが、当時はなりたいという思いを強くもっていました。そのためコーディネーターコースを希望しました。」

コース長ですおさめ人シリーズ第4弾をお届けします。今回は、M2の工藤さんが宝塚市立高司小学校にお勤めの尾崎先生を訪ねてくれました。特別支援教育の最前線を走り続ける、「修了人(おさめびと)」を求めて、宝塚市立高司小学校にお邪魔しました...

Posted by 兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース on 2015年2月6日

コース長です
おさめ人シリーズ第4弾の尾崎先生編その2をお送りします。

 大学院では、学びたかったSSTなどを学習されていた尾﨑先生。コーディネーターコースで満たされた学びは数多くあると思いますが、その中から具体的に教えていただきたいと思います。

 「具体的には実践と研究の結びつけかたや自分の考えをA4一枚にまとめること、発表を聞いたときに質問と感想を両方持っておくこと、大ぶろしきを広げてたくさん夢をもつことの大切さを気づかせてくれたことなどです。また、苦しかったけど実習のフィールドがあったことは良かったです。」

 コーディネーターコースの先生方との出会いにより、実践と研究の結びつけ方や考えのまとめ方等、たくさんのことを学ばれた尾﨑先生。大学院を修了されて、現場に戻られた際の、自分自身の成長の実感というものはあったのでしょうか?

 「自分の考えをまとめる力がついたことです。今ではプレゼンをするのも苦にはならないです。文章を書くときも、論文を書いたことが生きていて、論文の構成で書くことができるのでそこは大きな成長だと思います。また、質問されたことに的確に答える力もついたと感じます。」

 コーディネーターコースのカリキュラムを丁寧に学んでいくことが、自己の成長・実感につながると思いました。

 それでは、『修了人』となった尾﨑先生は、学校現場で具体的にどのような実践を積まれているのでしょうか?
「授業をいかに分かりやすくするかに心をくだいています。例えば、見通しをもたせるとか板書の量を少なくするとか、刺激を絞ったり増やしたりしています。また、自分の研究がSSTだったので集団を使うという部分を大切にしています。」
インタビュー当日に行われた理科の授業参観では、丁寧に一人一人が仮説をたてること、時間的な見通しと、グループ学習の手法をクラスの児童に指導されていました。授業では、子ども達にてんびんを実際に操作させることで、おもりの位置を視覚的に確認し、体感もさせながら課題に取り組まれ、グループ活動で、考えを共有するために話し合いを大切にされていました。

 児童の中には、理解できにくい子もいましたが好ましい人間関係ができているグループワークで学びを確かなものにされていました。お話を聞きながら、大切にされていることと授業実践がつながっているなと感じました。  尾﨑先生、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。

コース長ですおさめ人シリーズ第4弾の尾崎先生編その2をお送りします。 大学院では、学びたかったSSTなどを学習されていた尾﨑先生。コーディネーターコースで満たされた学びは数多くあると思いますが、その中から具体的に教えていただきたいと...

Posted by 兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース on 2015年3月5日

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