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学長からのメッセージ

年始挨拶(令和3年1月)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、外出自粛が要請されておりましたので、静かな年末年始であったのではないかと思います。しっかりお休みになれましたでしょうか。

 年頭にあたりまして、私から2点ほどお話しさせていただきます。

 一つ目は、新型コロナウイルス感染症拡大防止への取り組みをこれまでと同様に、あるいはこれまで以上にしっかりとお願いしたいということであります。幸い、今までのところ本学では、大学内及び附属校園内での感染は発生しておりません。

 しかしながら、全国的にはご存知のように、感染者数が高止まりの状態が続いております。一層の三密回避などの新しい生活様式の徹底が求められるということであります。感染力が非常に強いといわれる変異種が日本に現れておりますし、また、東京と隣接の三県では、今週中にも緊急事態宣言が再発令されるということにもなっておりますので、我々にも新しい対応が求められることになるかもしれません。

 日本でもワクチンの接種が2月下旬には開始されるという明るいニュースもありますけれども、この感染症への対応は、やはり少し気長に長期戦で、落ち着いて、しっかり確実に、対応していくんだという心構えがいるのかなと思っております。本当に見通しはつきませんが、これまでと同じように、これまで以上に、対応を是非よろしくお願いしたいと思います。これが1点目であります。

 二つ目もコロナに関わることになりますが、ウィズコロナそしてポストコロナにおける新しい取り組みを積極的に行っていただきたいということです。

 昨年、このコロナによって我々の仕事は大きく変わりました。
 例えば、前期は全てオンライン授業でした。後期もオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型授業が行われています。
 会議はほぼ全てをオンラインで行っています。
 オンラインによる大学院入試を行ってきています。それからオンラインを中心にした大学院説明会です。また、学部の方もこれから入試が本格化しますけれども、コロナ対応を徹底して実施するということであります。
 附属学校園の方は休校がありまして、夏休み等を縮小するなどして新しいカリキュラムによる授業を行いました。
 事務職員の自宅での勤務ということもありました。
 このように大きな変化があるわけです。

 今後のウィズコロナにおいて、そしてポストコロナになっても、新しい取り組みを開発し続けていかなければなりません。
 ハイブリッド型の授業はこれから大学教育の主流になります。ハイブリッド型では、他大学教員と協力した授業を作ることや、多様なニーズを持つ大学院生に応えられる教育プログラムを開発することが容易になります。
 附属小中学校は、一人一台端末の環境が整いますので、それを全面的に活用した新しい授業づくりに取り組んでいただきたいと強く思っております。
 国際交流は、今年度は、実際に現地に行く、あるいは外国から受け入れることはできておりません。今後は、オンラインと実際に現地に行く、あるいはお迎えするということを組み合わせたハイブリッド型の国際交流になると思っております。
 テレワークにつきましても、来年度から事務職員について必ず導入することになります。

 他にも色々あるかもしれませんが、我々は、新しい発想を元にした新しい取り組みの中で、仕事を遂行していくことになります。是非こちらも積極的に取り組んでいただきたいと思います。これまでの常識にとらわれずに、激変ということを前向きに捉えて、積極的に取り組んでいただきたいということであります。

 それと、昨年末の保健管理センターからの報告によると、コロナ禍によって、学生の経済面もそうですが、特にメンタル面でのケアの必要性が見えてきました。そちらにも、これまで以上に力を入れていかなければならないと思っているところです。

 最後になりますけれども、これからの年度末は、例年と同じように、重要事項が目白押しです。
 3月入試に向けて、大学院生確保の取り組みをぜひ宜しくお願いいたします。
 それから、来年度から実施予定の大学院の改革について、カリキュラムやシラバスの作成等の準備があります。さらには、令和4年度実施予定の大学院改革について、学生募集要項等に載せる必要がありますので、その改革する事項を決定するといったようなこともあります。
 それから、来年度予算の編成が本格化してまいります。
 そして、来年度の年度計画作成とともに、来年度は第3期の最終年度になりますので、第4期の中期目標・中期計画の策定作業に着手することになります。
 このように色々あります。コロナ禍での遂行ということになりますが、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

 お互いに健康に気をつけまして、この一年一緒に頑張って参りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

令和3年1月5日
兵庫教育大学長 加治佐哲也

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