ブルクハルトの文化史学−市民教育から読み解く−
ヨーロッパでナショナリズム運動が激化し、イタリアとドイツ、二つの国民国家が誕生した革命の時代に、小国スイスの歴史家ブルクハルトは歴史をどう見たのか。歴史の弊害を説いたニーチェが、ブルクハルトに注目したのはなぜか。本書は、ブルクハルトの文化史学を貫く「市民教育」の視点から、その歴史観を捉え直します。「近代歴史学の父」ランケに師事し、スイス・バーゼル大学にて文化史・美術史の二つの領域で教育を実践、「歴史学とは何か」という問いを探求してきたブルクハルトの思想の全体像を描く一冊です。 |
著:森田猛 (認識形成系教育コース[社会系教育分野]准教授) 出版社:ミネルヴァ書房 発行年月:平成26年6月10日
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