神戸市灘区のBBプラザ美術館では、毎年秋にアートイベント「美かえるカラフルマルシェ」が開催されています。
このイベントに参加しているのが、兵庫教育大学の「ひょうごもんプロジェクト」(美術の淺海教授担当)です。プロジェクトでは、兵庫県内の産業活動から生まれる端材や余剰材(=お宝)を活用し、造形教材の開発と実践に取り組んでいます。
さらに、横尾忠則現代美術館と協働し、イベント内で毎年子ども向けの造形ワークショップを実施しています。
今年は11月30日、西脇市を拠点にものづくりを発信する tamaki niime から提供された播州織のハギレなどを使い、クリスマスリースづくりのワークショップを開催しました。
当日は学生ボランティア9名が参加しました。
受付開始と同時に長蛇の列ができるほど多くの参加者が訪れましたが、学生一人ひとりが主体的に考えて行動し、スムーズで和やかな運営ができました。
参加者は学生のサポートを受けながら、洋服づくりの工程で生まれた色鮮やかな残布や房耳、余り糸などを自由に選び、思い思いの発想でオリジナルリースを作り上げていました。
学生からは
「忙しかったけれど、やりがいを感じた」
「子どもたちの自由な感性に驚かされた」
「一人ひとり違ったものを作る姿を見て、楽しくなった」
といった声が聞かれました。
また、参加者や保護者の方々からも
「とても楽しかった。また来年も参加したい」
「丁寧に接してくれてありがとう。皆さん、きっと良い先生になられますね」
など、温かい言葉をいただくことができました。
活動の様子①
活動の様子②
活動の様子③
活動の様子④
活動の様子⑤
参加者の作品①
参加者の作品②