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コースHPを開設しました。
グローバル化の時代に対応できる
教育力を備えた教員が、
いま求められています。
急速に進む国際化や社会の多様化に伴い、文化や言語など異なる背景をもつ子どもたちと共に学ぶ機会は、学校現場においても増えています。こうした教育環境の変化に対応するためには、地球規模の課題への理解を深めるとともに、地域社会と協働しながらその解決を目指す教育実践を担う教員の育成が求められています。
コース概要
本コースでは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を視野に、ESD(持続可能な開発のための教育)やGCED(地球市民教育)の視点を取り入れたカリキュラムを通して、国際理解力、協働力、批判的思考力を備えた教育リーダーの育成を目指します。
これらを実現するために、以下の取り組みを行っています。
- 各校種・教科におけるグローバル教育を組み込んだ授業開発
- 現職教員を対象としたグローバル教育研修の開発
専門科目では、多様な教育現場での実践力を高め、現職教員や専門家との対話や交流を通じて、即戦力となるスキルや知識を身に付けます。
さらに、自身の研究課題に基づいた教育実践に取り組める実習科目が設定されており、段階的に実践力を高めるカリキュラムが編成されています。
修了要件
| 科目区分 | 授業科目の領域 | 単位数 |
|---|---|---|
| 共通基礎科目 | 教員、教育専門職として必要な基礎的領域 | 10~ |
| 専門科目 | グローバル基礎領域 | 6 |
| グローバル授業実践領域 | 4 | |
| グローバル・フィールドワーク領域 | 4 | |
| グローバル教育実践課題領域 | 4 | |
| 実習科目 | 10 | |
| 合計 | 46 | |
共通基礎科目
- 特色あるカリキュラムづくりの理論と実際
- 教育課程における各教科の特性と課題
- STEAM教育とICT活用
- 授業におけるICT活用
- 教育実践のためのデータサイエンス
- 実践的な指導方法に関する理論と実際
- 教育実践の省察と分析
- 授業における評価の基準作成理論と学力評価法
- 初等国語科教材研究・授業づくり
- 初等英語科教材研究・授業づくり
専門科目
| グローバル 基礎領域 |
|
|---|---|
| グローバル授業 実践領域 |
|
| グローバル・ フィールドワーク 領域 |
|
| グローバル教育 実践課題領域 |
|
専門科目(他コース)
- カリキュラム・マネジメントと学校のオープン・イノベーション
- 総合的な学習と特別活動のデザイン
- 総合学習の理論構築と実践力形成
- 外国人児童生徒の指導と多文化共生教育
- 第二言語習得と外国語学習
- 学級づくりと教育的関係の構築
- 障害のある児童への指導と支援方法 他
実習科目
| グローバル教育実践 |
|
|---|
2年間の学びの流れ
特色ある授業科目
対話と議論で磨く授業スキル
本コースの授業では、グローバル社会の複雑な課題を多面的に捉え、教育現場で生かす力を養います。講師や仲間との対話や議論を重ねながら、多様な視点や新たな知見を取り入れ、実践的な授業スキルを磨いていきます。
国際理解教育Ⅱ(応用と実践)
2025年度 新科目
国際情報分析(探究演習)
グローバル・フィールドワークⅠ(海外)カンボジア視察(2025年度)
〔修了生の声〕
大学院の講義では、教職経験や校種、勤務地域、国籍の異なる学生間で活発なディスカッションが行われ、多角的に教育を捉える力が養われました。意見交換を通して自身の教育実践や教育観を振り返る機会が多く、内省的に学び続ける姿勢が身に付いたと感じています。
本コースの特色の一つである海外フィールドワークでは、カンボジア現地校の視察(2024年度)や教員養成校の学生との交流、児童養護施設の訪問を通して、現地の教育観・子ども観を学びました。以上の経験を通じて、日本の教育を相対化し、グローバルな視点から教育を考える力が培われました。即戦力となる「グローバル教育リーダー」として教育現場で活躍できるよう精進していきます。
- 働きながら学べます。
- フレックスクラスでは遠隔地の方もオンラインで受講可能です。
- 地球のどこにいても、学びの扉は開いています。
- 本コースのフレックスクラスでは、北海道や東京、長野、海外の日本人学校の方も学んでいます。
〔フレックスクラス院生の声〕
大学卒業後、一般企業を経て公立小学校に勤務してきましたが、心の片隅には常に大学院進学への思いがありました。家族の協力を得て、関心を持ち続けてきた国際理解教育やESD(持続可能な開発のための教育)を学べる本学に入学しました。当初は仕事や子育てとの両立に不安があったものの、オンデマンド型授業が充実しており、休日を活用しながら無理なく学びを深めています。指導教員からは、夜間のオンラインに加え、休日には加東や神戸のキャンパスで対面による助言を受けることもでき、落ち着いて研究に取り組めています。他校種の先生方との対話も貴重で、新たな学びと出会いに恵まれた大学院生活をこれからも大切にしたいと思います。
教員紹介
-
教授岩見理華
研究分野
ESD
国際理解教育
探究学習担当科⽬
国際理解教育Ⅰ・Ⅱ、世界の教育、グローバル教育実践報告と研究手法、グローバル・フィールドワークⅠ(海外)・Ⅱ(国内)
メッセージ
ESD(持続可能な開発のための教育)の視点に基づく探究学習のカリキュラム開発について研究しています。また、国内・海外におけるグローバル人材育成に向けた国際理解教育プログラムの検証に取り組んでいます。
-
准教授吉田夏帆
研究分野
教育社会学(教育開発)
国際理解教育担当科⽬
国際理解教育Ⅰ・Ⅱ、世界の教育、グローバル教育実践報告と研究手法、グローバル・フィールドワークⅠ(海外)・Ⅱ(国内)、国際情報分析(探究演習)
メッセージ
開発途上国と呼ばれる国々の教育について研究しています。また、そこでの研究成果や現地調査での知⾒などを踏まえて、国際理解教育やグローバル教育の実践および評価にも取り組んでいます。
-
助教齊藤智樹
研究分野
STEM教育
環境教育
ESD担当科⽬
国際理解教育Ⅰ・Ⅱ、世界の教育、グローバル教育実践報告と研究手法、グローバル・フィールドワークⅠ(海外)・Ⅱ(国内)
メッセージ
STEM教育を中心に統合的な学習を研究しています。分野をまたぐ概念に関わる学習を評価したり、持続可能性や創造性に向けた教育の開発をしたりしています。
Q & A
- Q1 英語力が必要ですか?
-
A
英語の能力は問いません。入学後、「実用外国語演習」等の授業において、学生のレベルに応じた英語指導を行います。
- Q2 英語の教員対象ですか?
-
A
教科・校種は問いません。グローバル教育に携わりたいと考えるすべての先生方、事務職の方、学部卒業後さらに深い研究・実践を追求する方等が対象です。
- Q3 どのように学びますか?
-
A
講義・演習などの座学とフィールドワーク・実習を通して、理論と実践の融合を目指します。専任教員に加えて、当該分野の専門家・実践者を講師として招き、最新かつ高度な専門知識・実践力が身に付く多彩な授業科目が設定されています。対面授業に加えて、オンラインで受講する科目もあります。
- Q4 どのような資格が取得可能ですか?
-
A
教職大学院修了者には、専門職学位「教職修士(専門職)」が授与されます。また、専修免許状が取得できるよう、授業科目を開設しています。
- Q5 海外留学はできますか?
-
A
コース必修授業「グローバル・フィールドワークⅠ(海外)」では、冬休み期間を利用して4~5日程度の海外視察を実施しています。コロナ禍以降は、昼間・フレックスクラスの受講生が合同で同じ国を訪問しており、これまでに台湾(2023年度)、カンボジア(2024年度・2025年度)を訪れました。2026年度は台湾を予定しています。現地では、教育機関や文化施設の視察を通して学びを深めるとともに、個々の研究課題に応じた教材開発や授業開発などの研究に取り組みます。海外での体験を、大学院での実践研究や授業開発へとつなげていくことが本授業の特徴です。また、本学の協定大学での短期研修への参加や長期留学の機会もあります。
- Q6 博士課程に進むことはできますか?
-
A
博士課程への進学を希望する方には、よりアカデミックな研究手法や研究成果の発信方法など、研究に関する力量をさらに高められるよう指導を行っています。また、学会発表や論文執筆などの研究活動についても支援し、研究成果を広く発信できる力の育成を目指しています。これまでにも、本コース修了後に本学大学院連合学校教育学研究科や他大学大学院の博士課程へ進学された方がいます。
これまでの「グローバル教育実践研究報告書」の題目(一部抜粋)
- 「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進に資する授業実践及び学習効果の検証-幅広い層の高等学校でのESD実践を目指して
- 国際理解教育を背景とした小学校道徳科授業実践―グローバル人材の育成を目指して-
- グローバル・シティズンシップの育成を目指した探究型包括的防災学習の開発と実践-共生の認識と行動を結びつけた実践をもとにして―
- 日本の初等中等教育の国際教育の推進に資する教員研修の開発および効果検証―参加型学習と講義を組み合わせた研修の実践を通して―
- 公立中学校国語科における国際教育の開発および実践―グローバル・コンピテンスの育成に向けてー
- 高等学校外国語科でのPBLによる国際理解教育の授業デザインと評価―歴史軸×世界軸による地域探究学習の実践―
- 高等学校の英語授業における思考力を育成する授業開発・実践―批判的思考力を育成する授業開発・実践-批判的思考を基盤とした四要素の有効性に関する研究-
- 沖縄県立高校における地域協働型探究学習のフレームワークの構築―「高校魅力化」の事例を手がかりとした実践と検証―
- 「グローバル教育」と「歴史総合」を横断させた授業実践の成果と評価-高等学校社会科におけるグローバル人材育成を目指して―
- リフレクションおよび省察の知見を用いた学習者の振り返りを分析するフレームワークの開発
- 児童の「地域と世界に対する課題解決意識」に関する一考察 ―地域学習からグローバル教育への橋渡しをめざして―
- ⼩学校における包括的性教育に関する⼀考察
- 公立小学校3年生を対象としたPYP導入の効果 ―生物多様性をテーマとする探究学習が学習動機、社会情動的スキル、概念的理解に与える影響―
- IB DP Visual Artsにおける探究型の学びの意義と展望-国際バカロレア教育と日本の探究的な学びの実践における展望―
- 高校生のウェルビーイングを高めるための考察-長野県・モロッコ・フィンランドの高校生への青年用適用尺度と主観的幸福感尺度を用いた調査及び相関分析から―
- グローバル教育に係る教員研修の一提案―教員の主体的な授業実践を目指して―
- ⼩学校教員における働き⽅改⾰の実情とウェルビーイングへの貢献に関する検討
- 台湾との国際交流による⼩学校外国語科の実践―異⽂化理解能⼒と学習への興味・関⼼の変容に関する事例研究―
- 自己決定力・自己発信力・主体的協働力を育む探究学習プログラムの開発と効果検証
- 地域在住外国人を教育資源とした探究的国際理解教育の実践研究―日本語による交流を基盤とした英語学習への接続に着目して―
- 国際バカロレア「知の理論」援用による「総合的な探究の時間」における批判的思考態度の育成の可能性―学習環境認識に着目した非IB校における授業開発と効果検証―
- ⾼校教員の成⻑につながる経験(ゆらぎ)についての考察
- ⼩学校社会科教科書の記述における多⾓的視点の有無に関する事例研究―「教科書の⽇中戦争は多⾓的視点に基づいて書かれていない」は本当か―
- SDGsの視点とイエナプラン教育の手法を導入した公立小学校「総合的な探究の時間」における実践と評価