特別な支援を必要とする1年生児童に対する協調運動指導の効果についての検討-附属小学校での実践研究- 障害科学コース・教授 石倉 健二

研究の概要

【研究目的】特別な支援を必要とする小学校1年生児童を対象に協調運動の指導を行うことで、「感覚特性」「多動性・衝動性」「対人関係」「情緒」「書字」「読字」等が改善・向上することを実践的に明らかにする。【研究の特色】標準化されたテストを用いて、対照群を設定して指導効果を比較検討することが大きな特色である。【研究方法】①2025年度附属小学校の全1年生を対象に「書字」「読字」についてのテストを実施し、全保護者を対象には児童の「感覚特性」「多動性・衝動性」「対人関係」「情緒」についてのアンケート調査を1~3の各学期中に実施する。そのテストや調査の間に、協調運動についての指導を実施し、指導前後での成果について検討を行うものである。
【期待される成果】運動指導は一般的によく行われているが、そのエビデンスを証明することが期待される。その成果に基づき、附属小学校における特別な支援を擁する1年生児童への支援策の一つを提案できる。

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