芸術表現系教育コース（音楽）の河内勇准教授が「日本教育実践学会」学会賞を受賞しました

　芸術表現系教育コース（音楽）の河内勇准教授が，11月７日（土）にオンラインで開催された日本教育実践学会第23回研究大会において第３回学会賞を受賞しました。
　この賞は，過去３年間に同学会機関誌に掲載された原著論文の中から優秀論文に授与されるものです。　
　受賞にあたり，河内准教授は「音楽は『音』が素材なために，教育の現場ではどうしても教える側の経験則を基にした指導になってしまいがちです。音そのものは数値的な分析が可能であってもそれらを並べただけでは『音楽』にはならないため「エビデンスは無いけれど，これが音楽的なのだ」という指導に私自身も長くジレンマを感じてきました。今回の研究で「読譜中の視線」という体の動きと，その体が生み出す音楽との関係を可視化できたことは，教える側にとってより客観的に音楽科教育にアプローチするための第一歩になるのではと考えています。」とコメントしています。

〔受賞論文〕
河内勇・松村京子
「初等教員養成課程学生の初見視唱直前における読譜の視線分析研究」
『教育実践学研究』第20号第2号（2019年3月）

掲載誌と賞状〈芸術棟前〉