プレスリリース：滋賀大学との連携協力に関する協定の締結について

Press Release 2020.12.2

　１２月１日（火），滋賀大学と包括的な連携のもと，教育研究等の分野において相互に協力し，教育・研究の向上に寄与することを目的として，連携協力に関する協定を締結しました。
　滋賀大学は，データサイエンス分野の先駆者として，我が国が目指すSociety5.0社会の実現に向けて，データ関連人材育成やデータサイエンス技術の社会実装を全国規模で取り組んでいるとともに，「数理及びデータサイエンスに係る教育強化」の拠点校として，数理・データサイエンス・AI教育の全国展開に貢献されています。また，教育学部は，先進的なカリキュラムを用意し，教師としての基礎的・基本的な力を備え，その魅力を深く理解する学生を育成されています。教員就職実績は，全国の教員養成系国立大学・学部の中でも良好な結果を残しており，特に，正規教員採用率は毎年上位に位置されています。
　本学は，学校教育学部の卒業生の教員就職率は常に全国トップクラスとして，１年次から４年間にわたる実地教育（教育実習等），教員養成スタンダードによる「学び続ける教師」の養成に向けた全学指導体制等高い実践的指導力を備えた学校教育教員の養成に取り組んでいます。今後は，Society5.0時代における児童生徒一人一人の能力や適性に応じた個別最適な学びの実現に向けて，STEAMやデザイン思考などの教育、Edtechとスタディログなど教育関係のデータの収集・活用を通した「新たな学びのフレームワーク」を実践できる教員養成・研修プログラムの開発に全学を挙げて取り組むこととしています。
　このたびの協定は，兵庫教育大学連合学校教育学研究科（博士課程）の構成大学であるとともに「数理及びデータサイエンスに係る教育強化」の拠点校である滋賀大学と本学が連携をさらに発展させることで，Society5.0時代における教員養成・研修の高度化や，教育・研究、文化の向上に向けた取組をより一層推し進めるべく取り交わしたものです。
　この協定によって，これまでの両大学間の相互交流をさらに促進し，教員養成におけるデータサイエンス教育プログラムの確立や，文理融合型のSTEAM人材の育成に向けた協力体制の構築により，全国の教員を養成する大学への波及効果が期待されます。

位田隆一滋賀大学長

加治佐哲也兵庫教育大学長