「新聞フォーラム」を開催しました(3年社会科)。

 11月2日(月)の5限と6限に、朝日新聞編集委員の高橋純子氏を講師に招き、第1部は「今、世界や日本で何が起きているのか、それを伝えるマスメディアの役割について」と題して講演していただきました。読者が自分で「問い」を立て、自分で考えるための材料を新聞は提供している話や、「民主主義」や「主権者」の話など、日本の政治やアメリカ大統領選挙にも通じる、とてもタイムリーな話題を、中学生にもわかりやすくお話していただきました。また、第2部では、高橋氏と生徒との討論会を行い、「なぜ政治に関心をもたないといけないのか」や、「メディアリテラシー」について、生徒からの質問に高橋氏が分かりやすく答える形で行いました。最後に、「10年先、20年先を見通して、中学生の私達が考えておくべきこと、力をつけておくべきことなど、将来を担う中学生に対するアドバイス」についても、お話していただきました。生徒達にとっても、これまで経験したことのない、とても貴重なお話を聞き、充実した時間だったと思います。また、高橋氏が新聞記者を志したお話など、中学3年生にとって、進路を含め、将来の仕事を考える上で、とても貴重な機会でもありました。「新聞フォーラム」後に生徒が書いた感想は、「社会科通信」にまとめましたので、ご覧下さい。
社会科通信.pdf
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 3年社会科の「公民」分野では、「政治」「国会」「内閣」の学習において、新聞の記事を使いながら、今起きていることを取り上げながら授業を行ってきました。特に、新聞の社説を読み比べるなどの学習では、新聞社によって主張が異なることや、それを読み比べることで、物事をより多面的・多角的に見られるようになってきたと思います。新聞フォーラム後の授業では、新聞4紙を4人班に配り、1人が1紙を担当して、新聞社の記事の内容や主張が異なるものを見つけて、どこが違うのか、それについてどう思うのかについて議論をし、全体に発表する授業を行いました。これまでの新聞を活用した授業を通じて、新聞に対する興味・関心は確実に高まってきたと思います。これからも、新聞などを使い、より新しい情報や教材を使いながら、「公民」分野の学習を進めていきます。
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