国語科 研究授業が行われました。

令和5年12月7日(水)5校時に「国語科」の研究授業が行われました。

・単元名:中学校における古典単元学習の展開

   文学として「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」を読む

     ー歌人たちは生きた時代の何を和歌に込めたのかー

 研究授業に向けた事前の取組みとして「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」の文庫本を各クラス人数分配布し、気づきや疑問、調べてみたいことを書かせた課題レポートを作成しました。

 研究授業では、それに基づき生徒同士で発表交流しました。その後、歴史的な背景を踏まえ、万葉集と古今和歌集、新古今和歌集とのつながりから和歌の解釈について、代表の生徒がレポート発表を行いました。時代背景の説明では歴史の学習にも繋がる内容でよく調べられ、まとめられとても見事な発表でした。その後、全体で「有間皇子」の和歌に触れました。和歌を詠んだ時代にタイムスリップしたかのような気持ちにさせられ、歴史的な背景から和歌を深く味わえる授業でした。

 現代の立場から古典を読むのではなく、古典の書かれた時代状況の中に古典を位置づけて読むことを通して、ことばの背後にある人間の見える古典指導が行われていました。古典は単なる昔の書物ではなくて、今の時代状況を生きる学習者にとって自らの生き方を考える大きな鑑となるではないでしょうか。

   

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