ドイツでの海外調査を実施しました。
大学教育推進プログラム「スタンダードに基づく教員養成教育の質保証」の一環として、平成22年9月下旬に、本学の教員養成スタンダード策定に携わっている教員を中心として、ドイツ・ミュンスター大学、ベルリン-フンボルト大学、バーデンヴュルテンベルク州文部省を訪問し、ドイツの教員養成スタンダードや教員養成教育の改革動向に関しての調査研究を行いました。
(訪問先)
・ミュンスター大学(Westfälische Wilhelms-Universität)
9月22日 ヘレカンプス教授(Dr.Hellekamps, Stephanie)
23日 テアハルト教授(Dr.Terhart, Ewald)
・ベルリン-フンボルト大学(Humboldt-Universität zu Berlin)
24日 テノルト教授(Dr.Tenorth, Heinz-Elmar )
・バーデンヴュルテンベルク州文部省(Ministerium für Kultus, Jugend und Sport Baden-Württemberg)
27日 リュプケ課長(Lübke, Ulrich )
訪問先での主な議論内容は以下のとおりです。
・ドイツでのスタンダードに基づく教員養成教育の具体的事例
(大学教員間でスタンダードをどのように考えるか)
(スタンダードをもとに授業やカリキュラム改善をどのように行っているか)
(スタンダードに基づき学生をどのように評価するか) 等
・ドイツにおける教員養成改革の動向(先進的事例)
・兵庫教育大学のスタンダード第一次案についての意見聴取
・教員養成に関する州文部省と大学との連携について
本学が策定を進めている教員養成スタンダードの内容については、次のようなコメントをいただきました。
・必要な全領域をカバーしていて、国際的な視点からみても申し分ない。
・自分たちの州のスタンダードとも領域が重なっており、兵庫教育大学がスタンダード作成の際に、学校現場への経験的調査を行っているので、自分たちの州のスタンダードが経験的に裏打ちされたことになった。
今回の調査により得られた情報・意見は、本学の今後の教員養成スタンダードの開発と運用に活かされます。