神戸新聞の記者を招いての『防災学習』を行いました。

毎年、附属中学校では阪神・淡路大震災が起きた時期に「防災学習」を行っています。今年は、1月18日に、震災報道に携わってきた神戸新聞社の協力の下、ベテラン・若手の新聞記者を招いての講演と、生徒と教師も加わったパネルディスカッションを行いました。
 第1部の講演では、震災当日、宿直明けの勤務で壊滅的な街を取材された三好正文さんから震災が起きた直後の様子の話を聞きました。震災の年に生まれ、震災を知らない名倉あかりさんからは、葛藤を持ちつつ遺族と向き合い、取材をされてきた話を聞きました。
 第2部のパネルディスカッションでは、震災報道のあり方や意義、防災学習を通じて、今後、私たちはどのような意識を持ち、対策をとっていけばよいかなどについて話し合いました。パネルディスカッションに参加した3人の生徒の感想は次のとおりです。
 「過去のことに学び、次に起きるかもしれない地震のことを想定して行動していくことが大事だと思いました。」(石野さん)
 「パネルディスカッションでは、私が東日本大震災の余震の大きな揺れを経験したので、地震の怖さや被災地の人のことを、みんなに伝えたいと思っていたが、十分に伝えきれず悔しかった。災害は予想をはるかに上回ってくるので、やり過ぎなぐらいのことをすべきだと思います。」(ジョセフさん)
 「震災を経験した母から『記憶を記録することの大切さ』を聞かされてきました。自分の命は自分で守ることや、人とのつながりの大切さを再認識しました。」(田中さん)
 なお、この「防災学習」については、翌19日の神戸新聞で紹介されました。
「防災学習」神戸新聞.pdf
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神戸新聞に掲載.jpg