2026年度前期展 ぞわる文学~五感がいざなう魅惑の世界
日本近代文学を中心に、五感を刺激する作品の一場面を再現し、実際に香りを嗅いだり、音楽を聴いたりと「読む」だけではない、体で感じる文学体験をお楽しみいただけます。
教科書でお馴染みの作品に加え、学校では教わらなかった妖しい作品も並びます。文章のみでなく、見て、触れて、嗅いで、より物語に没入してみませんか。
ぞわっと鳥肌が立つような、背筋がぞくりとするような、そんな魅惑の世界へご案内します。
|
|
|
|
【ご挨拶】 檸檬を手に取ったとき、あなたは何を感じますか。 酸っぱさや色、形、手触りから、ふとした恥ずかしさや、どこか懐かしい記憶がよみがえることもあるでしょう。こうした感覚から立ち上がる思いや記憶は、時代や状況、その時の心のありようを映し出してくれます。この感覚が、今回の展示の入口です。 本展は、五感をテーマに、近代を中心とする日本文学作品を集めています。 五感に目を向けて作品を辿っていくと、「ぞわる文学」というタイトルの通り、ぞくぞくとする作品が並びます。それは、近代文学が、人の内側にある目に見えない感覚や、言葉にしにくい心の動きに向き合ってきたことの、一つのあらわれなのかもしれません。音や匂い、手触りや温度といった五感を通して描かれた心情や情景は、時間や場所を越えて、読み手の想像をひらいてくれます。 会場には、作品に登場する檸檬を手にしたり、音に耳を傾けたり、空間に身を置いたりしながら、作品の中へ入り込めるコーナーもあります。 作品は、読み手の五感と出会うことで、感じ方をさらに広げ、言葉の向こうにある世界をひらいてくれます。作家が五感を通して書き残した描写を手がかりに、ご自身のさまざまな感覚を行き来させながら、作品を味わってみてください。 読むことと感じることが、ゆるやかにつながる時間を過ごしていただけたら幸いです。
芸術表現系教育コース音楽分野准教授 井上朋子
|
【フライヤー】
 |
|
【開催期間】 2026年4月1日(水)~2026年8月31日(月)
【会 場】 教材文化資料館(附属図書館内)
【開館時間・休館日等】 兵庫教育大学附属図書館に準じます。 ※臨時に休館する場合があります。
|
|