展示情報

2024年10月 1日掲載

2024年度後期展  間の防災-いまのあいだに考える、あしたのための防災

現在、教材文化資料館では「間の防災-いまのあいだに考える、あしたのための防災」を開催中です。「防災」に関わる研究をされている本学の先生4名に協力いただいたコーナーを中心に、「間」という切り口でこんにちの防災について考えていきましょう。協力いただいたコーナーでは、小学生と大学が連携し制作した巨大立体ハザードマップや、能登の海岸の3D地形模型の展示、「防災」を授業で扱う事例の紹介、日常生活に食料備蓄を取り入れる「ローリングストック」の活用など、それぞれの見地から「間の防災」を紹介します。また、関東大震災以降の防災教育の変遷を当館収蔵の教科書とともに辿り、現在の教科書では防災をどう扱っているかを一覧するコーナーも見どころです。

【ご挨拶】

 今回企画展のテーマである「間(あいだ)の防災」とは、防災を「災害」と私たちの「生活」との「間」にあるものと捉え、「阪神・淡路」での出来事から30年が経過しようとする今日、改めてその在り様について考えようとするものです。
 したがってここで取り上げる災害とは、主に自然災害を意味しており、企画展の趣旨としては、その背後にある自然現象、さらには自然環境などといった存在との「間」も視野に入れ、それらの諸事象と私たちの生活とのバッファー(緩衝帯)において、何ができるのか、何を為すべきかについて考えることを企図しています。
 設置されたコーナーにおいては、「ひととひと」、「ひとと自然」、「ひとともの」、「日常と非日常」、「過去と未来」の5点を主軸として挙げていますが、それは「防災」というものが、それぞれの「間」から多角的に捉えられることを意味しています。したがって、ご覧いただく皆さまにも、それらの解釈について、展示された諸資料ともども批判的に吟味いただき、その上で自分たちにとっての「間(あいだ)の防災」がどう在るべきなのか、ぜひご一考いただければ幸いです。

監修 先端教職課程カリキュラム開発センター 濵野 清

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【フライヤー】 【トライやる・ウィーク生徒による広報記事】
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【開催期間】
 2024年10月1日(火)~2025年2月16日(日)

【会  場】
 教材文化資料館(附属図書館内)

【開館時間・休館日等】
 兵庫教育大学附属図書館に準じます。
 ※臨時に休館する場合があります。

兵庫教育大学 教材文化資料館

〒673-1494
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