地域と連携したインクルーシブ教育モデル構築に関する実証的研究 特別支援教育専攻・教授 河相 善雄

研究の概要

 本研究は、関係諸機関の協力を得て、地域と連携したインクルーシブ体制モデルを構築し、特別なニーズに対応する支援のための連携態勢の在り方と課題を実証的に明らかにしようとするものである。特に教育領域に焦点を置いて研究を進める。併せて諸外国のインクルーシブ教育の態勢整備状況を調査し、比較検討することにより、より有効なモデルへの改善の示唆を得ようとしている。
 具体的には兵庫県教育委員会・加東市と協力し、療育施設内に特別支援センターを設置しインクルーシブ体制モデルを構築する。そこで教育機関・福祉関連部局・就労支援部局との連携体制構築を行う。研究の主眼は教育領域からのアプローチに置くが、福祉・医療・労働の各領域の関連部局も含め統括する特別支援センターの役割の明確化や、各領域での支援サービスをコーディネートに関する実際的な知見が得られる。
 併せて諸外国のインクルーシブ体制整備状況の視察・調査を行い、比較検討することにより、より有効なモデルへの改善の示唆を得ようとしている。

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