

【平成25年度】
附属中学校の役割
- ①本校の特別な支援が必要な子どもを対象とした日常的な指導について,生活・行動の変化を追いながら指導効果の検証を継続する。
- ②通常の学級に在籍する特別な支援が必要な子どもが対象となっている生徒指導の事案を収集し,指導上の困難が生じている原因について明らかにする。
(姫路市の事案や神戸市の事案について,教育委員会や中学校長等の協力を得て収集する)
- ③収集した事案や聞き取った内容を,項目立てて分類する。その際,障害の種類や程度によって分類する。
- ④分類した事案に対しての指導方策や解決策について,障害の種類や程度などを考慮しながら解決への糸口が見つかるように解決案を作成する。その際,Q&A方式で提示できるようにする。
- ⑤同様に,未然防止・予防するために必要な知識や配慮事項などについてもハンドブックに記載する。
- ⑦ハンドブック(案 いじめ編と不登校編)を作成しながら,具体的な実践を進める。実践しながらハンドブックの修正を行う。
- ⑧「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U」を実施し,特別な支援が必要な子どもの学校生活における満足度を分析し,指導に生かす。
研究分担者の役割
- ①事例の収集に協力する。
- ②指導上の困難が生じている原因を,特別支援教育の視点から分析する。
- ③分類した事案に対しての指導方策や内容について,特別支援教育の視点から吟味し,指導方策等についての指摘を行う。
- ④加筆修正されたハンドブックを,特別支援教育の視点から吟味し,アドバイスをする。
【平成26年度(予定)】
附属中学校の役割
- ①ハンドブックを使って職員研修会を開催し,共通理解を促すとともに協力校へ情報提供し,検証の充実を図る。
- ②25年度の指導を総括し,いじめや不登校の未然予防を図るハンドブックの活用により,特別な支援が必要な子どもの成長と変化を観察し,未然防止のためのチェックリストや短期指導計画の見直しを行う。
- ③指導効果についてアンケート調査(子ども,保護者,教師)を行い,結果から得られた知見を基にハンドブックを修正する。併せて,アンケート調査の結果と他の子どもたちの日常での行動変容を踏まえ,特別な支援が必要な子どもの行動変容がもたらす他の子どもへのプラスの影響に関する検討を行う。
また,「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U」を再度実施し,指導効果について検証する。
- ④ハンドブックを公開し,発信する。
研究分担者の役割
- ①指導上の困難が生じている原因を,特別支援教育の視点から分析する。
- ②分類した事案や指導計画の見直しについて,特別支援教育の視点から吟味し,指導方策等についての指摘を行う。
- ③ハンドブック試案による指導の効果について,アンケート調査や聞き取った内容,QUテスト結果からの分析を行う。
- ④分析結果を基に,ハンドブックの修正に係るアドバイスをする。
- ⑤ハンドブックの発信に協力する。
