小学校教員養成課程における教科教育・教科専門担当教員の恊働による保健体育系授業の開発 教育内容・方法開発専攻・行動開発系教育コース・准教授 小田 俊明

研究の概要

 本研究では,平成24年8月の中教審答申に関連し,「教科専門」と「教科教育」の教員との恊働によって,これからの小学校教員養成に資する保健体育系授業を開発することを目的とする。本学の保健体育科においては,教科教育と教科専門の恊働を意識した学部学生,大学院生への教育が従来よりなされてきた。しかし,中教審答申が示すように,今後全教員養成系学部において,これらの分野間の恊働が求められることが予想される。導入時に生じる混乱を少なくし効果的な教員養成を実施するためには,具体的な実施モデルを明示することが望ましい。そこで,我々は,これまでの経験を整理・分析し,21世紀の小学校教員養成にふさわしい,保健体育系授業(学部)の開発を行い,具体的な授業モデルを作成する。まず,試案モデルを作成し,それらの実施による効果を,授業分析,心理分析,運動学分析等により解析することで,効果の定量・定性的解析を実施し,改良されたモデルを提示する。

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