トピックス

本学大学院グローバル化推進教育リーダーコース修了生及び教員の共著論文が、日本国際バカロレア教育学会「論文賞」を受賞しました

本学大学院グローバル化推進教育リーダーコース令和7年度修了生の中村可奈子さんと、同コース岩見理華教授による共著論文が、日本国際バカロレア教育学会『国際バカロレア教育研究』第10巻の「論文賞(実践事例研究)」を受賞しました。
本論文は、国際バカロレア(IB)の文化がない一般の高校の「総合的な探究の時間」において、IB「知の理論(Theory of Knowledge:TOK)」の要素を援用した授業実践が、生徒の批判的思考態度をどのようなプロセスで変容させうるのかを実証的に検討したものです。
同誌第10巻には、査読を経て17編の論文が掲載され、そのうち研究論文1編、実践事例研究論文1編(本論文)が「論文賞」に選出されました。表彰式は、9月12日に九州大学で開催された日本国際バカロレア教育学会第11回大会において行われました。

左から中村可奈子さん、岩見理華教授
受賞論文

著者:中村可奈子、岩見理華
論文名:「Non-IB校の総合探究におけるTOK援用授業の介入効果―学習環境認識と批判的思考態度の変容に着目して―」
掲載:日本国際バカロレア教育学会『国際バカロレア教育研究』、2026、第10巻、p.119-132

受賞コメント

本論文は、私が公立高校の教員として在職し、大学院就学休業制度を利用して本学大学院で学んでいた際に取り組んだ研究をまとめたものです。指導教員である岩見理華先生のご指導のもとで研究を進め、このような名誉ある賞をいただくことができ、大変うれしく思います。また、本研究に関連する研究活動にあたっては、「令和6年度兵庫教育大学現職教員のための研究経費助成」、および「令和6年度兵庫教育大学大学院同窓会研究助成」による支援を受けました。研究にご協力いただいたすべての皆様、また論文を丁寧に査読してくださった査読者ならびに選考委員会の先生方に、心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、国際バカロレアと一般の学校教育の懸け橋となり、多くの学校現場に貢献できるよう、これからも誠実に研究に取り組んでまいります。(中村可奈子)

本研究が論文賞を受賞したことを大変うれしく思います。中村氏は、学校現場での実践に根ざしながら研究を進め、ゼミにおいても、研究の意義や分析の捉え方、論文の構成や文体に至るまで粘り強く議論を重ねてきました。最後まで一つひとつの課題と向き合い、丁寧に研究を磨き上げていく過程に、指導教員・共同執筆者として伴走できたことを光栄に思います。また、論文を丁寧にお読みいただき、研究をさらに深めるための貴重なご指摘をくださった査読者の先生方、ならびに本研究を論文賞に選出してくださった選考委員会の先生方に、心より御礼申し上げます。今回の受賞が、中村氏の今後の研究のさらなる発展と、TOKの知見を一般の学校教育に生かす実践研究の一層の広がりにつながることを願っています。(岩見理華)


日本国際バカロレア教育学会

share

  • X logo
  • Facebook logo
  • LINE logo