本研究は，Society5.0時代を生きぬく子どもを育成するためのカリキュラムをデザインし，問題基盤型学習（PBL：Problem Based Learning，以下，PBL）を土台にした各教科の学びを保証する授業を提案する。そして，年間を通した実践から，PBLやデザインしたカリキュラムの成果と課題を明らかにすることである。
本研究は以下の方法で行う。
①Society5.0時代を生きぬく子どもに求められる資質・能力を設定する。②その資質・能力の育成を目的としたカリキュラムをデザインする。③そのカリキュラムを基に，PBLをベースとした各教科の授業を実践する。④教科学習では，単元後に子どもと教師のふりかえりを行い，子どもの学びと教師の授業改善においてPBLをベースとした教科学習の有効性を検証する。⑤カリキュラムでは，実際に実施したカリキュラム表を作成し，修正した理由や実施する上での課題を分析し，次年度のカリキュラムの作成につなげる。
