令和7年度学校教育学部学位記授与式式辞

 国立大学法人 兵庫教育大学 学校教育学部をご卒業される皆さん、本日は、誠におめでとうございます。大学を代表致しまして、心よりお祝い申し上げます。

 ご家族や関係者の皆さま、本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。また、これまで本学の教育・研究活動に多くのご支援とご協力を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。

 皆さんはついに、大学を卒業することになりました。この4年間、数多くの講義や演習、実地教育、卒業研究などのカリキュラムに加えて、部活やスクールサポーター、ボランティアなど、様々な学びや活動に挑戦されてきました。今日の皆さんは、本当に輝いています。

 4年前のご自分のことを思い出してみてください。あの時、知らなかったこと、できなかったこと、気づけなかったことが、今は、しっかりとわかり、気づき、できるようになっているのではないでしょうか。この4年間で皆さんは、驚くほどに、大きく成長しました。

 皆さんの進路はまちまちですが、小学校、中学校、高等学校の教員になられる方、大学院に進学される方、そして、公務員や民間企業などの道に進まれる方もいらっしゃいます。いずれの進路にしても、皆さんの4月からの生活は、大きく変わることになります。

 4月からの新生活では、この兵庫教育大学での学びが、皆さんのことを大きく支えてくれると思います。しかし、皆さんの学びはここで終わるわけではありません。むしろ、ここからが勝負、これから社会人として、教員として、あるいは大学院生として、さらに学び続け、成長し続けていくことが何より大切です。

 これから皆さんは、人生という壮大な冒険へと出発します。予測不能とまでいわれるほど変化の激しい社会の中で、何が正解かすら、わからない世界へと漕ぎ出します。道も一本道ではありません。たくさんの分かれ道があり、それぞれどこに辿り着くかは、行ってみないとわかりません。時には、道のない場所に、自ら道を作っていくことも必要です。そうした試行錯誤を通して、皆さんは、次第に、自らの生きる道を見出していくことになります。

 その中で、何か、「分からないこと」に出会ったとき、それこそが皆さんの成長の扉がひらいた合図です。思いっきり、考え、調べ、学び、気づき、そして実践してみてください。果敢にチャレンジしたことは、例え結果が成功しようが失敗しようが、必ず何か新しい教訓を得ることができ、自身の成長に繋がります。皆さんは、こうした「学び方の学び」をこの兵庫教育大学でしっかりと身に付けられたということに、ぜひ自信をもって頂ければと思います。

 本日、兵庫教育大学は皆さまの母校となりました。母校の存在は、単なる思い出の中だけに留まるものではありません。皆さんがお世話になった指導教員の先生方との深いつながり、そして何より、ともに学んだ友人、仲間の存在は、生涯の宝ものです。そして、本学には、多彩な専門分野の研究者がたくさんいて、多数の研修プログラムを開講しています。また、より高度な研究にチャレンジできる大学院も充実しています。

 つまり、皆さまがこれからも学び続け、成長し続ける上で、母校であるこの兵庫教育大学と、ここで培った様々な人とのつながりは、とても頼りになる存在だということをぜひ覚えておいて頂きたいと思います。

 いえ、何も用事がなくても結構です。時にはふらっと、大学に遊びに来てください。私たちはいつでも、皆さんのことを、お待ちしています。

 皆さんが、本学での学びを糧に、それぞれのフィールドにおいて、自分らしく、そして、生き生きとご活躍されることを、心より祈念しております。本日は、本当におめでとうございました。これを、私からの祝辞といたします。

令和8年3月24日 国立大学法人兵庫教育大学学長 森山 潤

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