1 実習内容について
8週間の教育実習を通して,(1)実習校における教科指導,特別活動及び総合学習の指導に加えて,道徳,生徒指導,特別支援教育の実践にも関わり,それらの内容・方法及び教育技術を修得する。また,(2)自己の得意教科(実習生は,1ないし2教科を得意教科として位置づける)の指導力を高め,(3)一定期間,配属学級の学級担任業務を担うことによって,小学校教員としての自立に向けた実践的指導力を養うことを目的とする。
7~8月に,実地研究Ⅰに関する大学でのオリエンテーションとあわせて,実地研究Ⅱのオリエンテーションも行い,実習校での事前指導も実地研究Ⅰにあわせて同時に実施する。その際,大学の修学指導教員及びメンターと学生とが協議を行い,実地研究Ⅰとあわせて実地研究Ⅱについての個別実習計画を作成する。
実習は,実地研究Ⅰと同一校において,教科指導,特別活動,総合学習の指導に加えて,道徳,生徒指導,特別支援教育,学校事務についてもAT(アシスタント・ティーチャー:副担任)として関わり,8週間の発展実習を行う。
実習内容は,メンター,大学の修学指導教員,実習生の三者が事前に協議をして設定するが,その際に以下の点を踏まえることとする。
○原則として,教科指導は一通り全ての教科の授業を行う。
○教科指導のコマ数は,実習校の実態に合わせて,メンターと相談をして決める。
○得意教科の授業を継続して行う。
○実習の第5週目から徐々に学級担任業務を担当し,第6週目には,1週間,終日で学級担任業務を行う。
学級担任業務とは,朝の会・終わりの会の運営,給食,休憩,昼休み,放課後,清掃等の指導全般である。
ただし,学級通信の作成や日記指導,保護者への対応等,保護者に直接関わるような指導は含まない。
○道徳の授業を2コマ行う。
〇原則として,最終週に研究授業を行う。
実習は週4日行い,週1日は大学に戻り「リフレクションセミナー」を通して4日間の実習で得た成果を省察する。
各週の大まかな予定は,以下のとおりである。
第1週 : 教科指導の実習,特別活動と総合学習の指導への参加 (副担任として指導を担当。生徒指導も含む。) 第2週 : 教科指導の実習と道徳の授業の実習,特別活動と総合学習の指導への参加 (副担任として指導を担当。生徒指導も含む。) 第3週 : 教科指導の実習,特別活動と総合学習の指導への参加 (副担任として指導 を担当。生徒指導も含む。) 第4週 : 教科指導の実習,特別活動と総合学習の指導への参加 (副担任として指導 を担当。生徒指導も含む。) 第5週 : 教科指導の実習,1日学級担任実習(1日) 第6週 : 1日学級担任実習 ・ メンターが担当している教科及び道徳などの授業実習を含む。 ・ 専科の授業は含まない。専科の授業の時は,学級事務の時間とする。 第7週 : 教科指導の実習と道徳の授業の実習,1日学級担任実習(1日) 第8週 : 教科指導の実習,得意教科による研究授業の実施,特別活動と総合学習の指導への参加 (副担任として指導を担当。生徒指導も含む。) |
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