
【平成23年度】
1 .事例研究及び模擬授業の効果の検証
- (1)受講生に対する質問紙調査
- 授業目標を項目化してアンケートを作成し, 実施する。授業目標の達成状況,新たな学びや課題,学びにつながる関連要因を明らかにする。〔結果入力担当者への謝金,教材研究のための各教科指導書〕
- (2)受講生によるグループディスカッション
- 事例研究及び模擬授業を行ったことで, それぞれどのような変化や効果がもたらされたかについて,受講生によるグループディスカッションを行う。23年度については,事例研究ならびに模擬授業の意義を確認し,授業内容改善の基礎データとする。〔結果入力担当者への謝金,テープ起こし経費〕
- (3)授業担当教員によるグループディスカッションと質問紙調査
- ①事例研究を展開する上での留意点,授業内容と方法についての改善点等を論点として,授業担当教員によるグループディスカッションを行う。23年度については,事例研究の意義を確認すると共に,授業内容改善の基礎データとする。〔結果入力担当者への謝金,テープ起こし経費〕
- ②模擬授業を展開する上での留意点,授業内容と方法についての改善点等に関する質問紙調査を実施する。〔結果入力担当者への謝金〕
2 . 履修カルテを通した指導の効果の検証
- (1)「まとめ」の教育効果については,事後に学生に質問紙調査を実施する。また,授業の良かった点と課題や改善点については授業担当教員に質問紙調査を実施する。〔結果入力担当者への謝金〕
- (2)学生の4年間の学びの成果を把握するために,教職実践演習の第13回終了後に学生が記入した「学びの記録」(履修カルテ) の目標到達度を分析する。
3 . 学習指導案のデータベース化と分析
- (1)学習指導案のデータベース化(学習指導案の収集とデジタル化,並びにファイリング,テキスト入力)〔パーソナルコンピューターとアプリケーションソフト,入力担当者への謝金〕
- (2)学習指導案の分析と評価
- (3)情報発信としての学習指導案の活用と仕組みについて,教材文化資料館と共同で検討する。
【平成24年度】
1 .事例研究及び模擬授業の効果の検証
- (1)受講生に対する質問紙調査:前年度と同様のアンケートを実施し,現状と課題を確認する。
- (2)受講生によるグループディスカッション:前年度と同様に行う。カリキュラムマップ等も参照しながら,学生の「学びの過程」について考察する。
- (3)授業担当教員によるグループディスカッションと質問紙調査:前年度と同様に行う。24年度については,それまでの結果をあわせて考察し,授業実践モデルの構築をめざす。
2 . 履修カルテを通した指導の効果検証
23年度に実施した質問紙調査とデータについて分析を行う。
3 . 学習指導案のデータベース化と分析,大学の情報発信としての学習指導案の活用
- (1)学習指導案の分析,並びに現行カリキュラムの成果と課題の検討
- (2)優秀な学習指導案を大学の情報発信として,教材文化資料館ポータルにて活用する。
4 . 1~ 3を総合的に考察し,授業実践モデルを提示する。また,現行カリキュラムの改善に繋げる。