いじめ予防を目的とした授業プログラムの研究 教育実践高度化専攻・生徒指導実践開発コース・教授 古川 雅文 松本 剛

研究の概要

 本研究は、いじめを予防するために有効な教育活動を検討し、その成果をもとに、小学校及び中学校におけるいじめ予防授業プログラムを開発し、学校で活用するためのものである。
 まず、教師が体験的に会得しているいじめ発生のメカニズム(雰囲気、予兆、初期症状)や、解決策及び予防策などの実践及びその効果などについて質的調査を行い、いじめに関する諸理論(臨床心理学、社会心理学など)と関連づけながら、いじめ予防に有効と思われる教育活動を考察する。次に、その考察をもとに、小学校及び中学校で実施可能ないじめ予防授業を開発する。そして、兵庫県下の研究協力校で試行し、その効果の検証及び再構成を行う。その後、どの学校でも容易に実施できるよう、指導案、教材及び映像資料等を作成し、いじめ予防授業パッケージとして県下の小・中学校へ発信することを目的とする。

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