単元間を縦断的に関連づける指導法の効果と有効範囲に関する教授学習心理学的研究 授業実践リーダーコース・准教授・教授 黒岩 督

研究の概要

 本研究は,小学校高学年理科において学力差拡大を抑制する効果が検証された工藤ら(2005)「縦断的関連づけ」の理論を発展させ,小学校低学年や中学校における実践を通して,単元間を縦断的に関連づける指導法の効果と有効範囲を明らかにする教授学習心理学的研究である。主たる目的は, 1.小学校生活科カリキュラムや中学校理科カリキュラムを取り上げ、各内容における単元間の関連づけを強めるための指導法を開発すること,2 .開発された「縦断的関連づけ指導法」の効果と有効範囲について,授業実践における児童生徒の認識変容及び教材・教授方略等についての教師の信念の変化に基づき明らかにすることである。

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