中学生の「乳幼児とのふれあい体験」における家族機能の理解と育児力養成に関する研究 生活・情報・健康系教育コース 助教 永田 夏来

研究計画・方法

【平成29年度】

 本研究は中学生が育児支援ルームに出向く形で行う「乳幼児とのふれあい体験」、「保護者とのふれあい体験」及び、中学生が自ら企画して乳幼児と保護者を中学校に招待する「乳幼児、保護者とのふれあい体験」の3回の実践からなる。

 実践の時期は6月、7月を計画している。具体的には、兵庫教育大学付属血中学校にて行われている平成29年度キャリア選択授業(家庭科)に参加した中学生と、兵庫教育大学子育て支援ルーム「かとうGENKi」を利用する乳幼児及び保護者による実践を測定、記録することが主眼となる。関連施設との了解はすでに得ている。 予算執行後研究計画は図1のようになる。

図1:本研究の流れ

【6、7月】

 「乳幼児とのふれあい体験」、「保護者とのふれあい体験」「保護者とのふれあい体験」実施に先立つ事前学習として、家族機能の確認、乳幼児の発達状況、子どもと接する際の注意事項、といった内容を踏まえておく必要がある。これは永田、加納で分担して行う。家庭科の学習内容との接合に関しては村田が担当する。事前及び中間に育児力変化を把握するための調査を行う。

【10月】

中学生を対象にまとめのグループワークを行なった後、事後の調査を行う。

【11月】

ワークシート及び育児力測定のアンケート調査の分析を行う。

【12-1月】

「乳幼児とのふれあい体験」、「保護者とのふれあい体験」「保護者とのふれあい体験」の際に撮影した動画の分析をおこない、11月の分析結果を参照しながら教育成果について考察を行う。

【2-3月】

成果の報告をおこない、論文を作成する。また来年度におけるふれあい体験実施に向けてマニュアルを作成し、他の施設や学校での同様の実践につなげる。

図2:役割分担
永田 加納 村田
事前指導、講義
育児力把握の調査作成、分析
教育効果測定のワークシート作成、分析
ふれあい体験引率
ふれあい体験の動画分析

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