身体接触を伴う運動「組ずもう」の教育的効果-集団凝集性の観点から- 小学校教員養成特別コース・准教授 筒井 茂喜

研究計画・方法

【平成29年度】

身体接触を伴う運動「組ずもう」の教育的効果を「集団凝集性」の観点から検討し,その成果を日本 スポーツ教育学会で発表するとともに論文にまとめ,投稿する。
 具体的取り組みは以下のとおりである。

4月―5月: 本研究グループのメンバーで次のことを検討,確認する(筒井を中心に全メンバー)。
・本研究の目的,内容,手順および予想される成果について。
・研究スケジュールおよび役割分担について。
・「組ずもう」の授業案作成。
・学習成果の測定方法について(「身体への気づき調査」および「よい授業への到達度調査」における質問紙は,筒井らが先行研究で用いたものを使用する。「集団凝集性調査」は阿江ら(1986)の「スポーツ集団における集団凝集性検査」を用いる)。
6月: 4年生「組ずもう」の授業実践(授業者:藤原,堀 データ収集:藤原,堀,筒井)。
4年生は対象群として,器械運動(個人競技で身体接触がない)を実施する学級を設定する。
なお,「組ずもう」に必要な教具(マット,まわしなど)は著者らが先行研究で用いたものを使用する。
7月-8月: 4年生「組ずもう」の学習成果の分析(藤原,堀,筒井)。
10月: 日本スポーツ教育学会(茨城大会)で成果発表(筒井)。
11月-12月: 2年生,6年生「組ずもう」の授業実践(授業者:佐々,中島 データ収集:佐々,中島,筒井)。
1月-2月: 2年生,6年生「組ずもう」の学習成果の分析(佐々,中島,筒井)。
3月: 本研究の報告書の作成,投稿論文の作成(筒井を中心に全メンバー)。

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