反転授業でのデジタルコンテンツづくりを始めとして、さまざまなアクティブ・ラーニング(AL)型授業づくりとその授業実践 教育方法・内容開発専攻 認識形成系教育コース・教授 吉岡 秀文

研究計画・方法

【平成27年度】

(1)研究代表者・研究分担者の相互関係(役割分担状況)も含めた研究計画・方法

 研究代表者は研究分担者と協議の上、反転授業に使う「デジタルコンテンツ」を作成する。
様々に存在する既存のデジタルコンテンツを調べあげ、使用に際しての長所並びに短所を調べる。それらのデータをもとに、実際に使用する幾つかの授業の流れに沿ったデジタルコンテンツを自作する。それを本学の授業で実践して、受講生の批判を受けて、改良する。研究分担者でのデジタルコンテンツも同時にいくつか自作して、現場で同様に実践して批判を受けて改良する。

(2)主要設備(現有設備を含む)との関連

 デジタルコンテンツを自作して、研究分担者と共有化して、改良するために、パソコン3台と画像編集用ソフト(camtasia)3個が必要である。研究代表者が所有する光学顕微鏡から様々な生物試料の動画を撮影するためにビデオカメラとそれを顕微鏡に接続する専用アダプターが必要である。ビデオカメラは普通の教材を使った動画を撮影するためにも使う。

 今年の7月にスマートフォンとプロジェクタを使い、「電子黒板と書画カメラの環境を作り出す新しい試み」が発表されているので、それも導入したい。新たに必要なものは、Apple TVとiPadである。PCを使い、教材を作っておき、出来上がった教材は、iTunesやDropboxを使ってiPadにコピーする。手持ちのプロジェクタをApple TVとつなぐと、iPadからアプリを起動してApple TVを中継機器としてプロジェクタで黒板に映し出せるしくみ。インターネット環境がなくても使用できる。

 旅費は研究分担者間で相互に出張するために用いる。謝金は2人の大学院生に、文献調査や生物試料調製、ビデオ撮影などのために用いる。

【平成28年度(予定)】

(3)研究代表者・研究分担者の相互関係(役割分担状況)も含めた研究計画・方法

 反転授業だけではなくて、プロジェクト型、課題探究型の授業の展開について研究分担者と協議をして必要なコンテンツを選定し、それを作りこんでいく。それを本学の授業ならびに協力校での授業で実践して、受講生の批判を受けて、何度でも改良してヴァージョンアップしてゆく。ICT機器の進歩はめざましいので、その情報を適宜導入し、必要があるものは検討していく。そのための毎年東京で開催される「教育ITソリューションEXPO」への出張は必要である。

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