2025年10月03日(金) 院生リレーコラム
#019. 居心地の良い院生室 (2024年入学・鎌田 菜絵)
院生にとって、院生室は学びの場であると共に、コースの仲間との交流の場、時には1人でゆったりリラックスする場にもなり、さまざまな意味を持つ大切な部屋である。教育コミュニケーションコースは1年目(M1)と2年目(M2)で使用する部屋が異なるのだが、それぞれに居心地が良く、思い出深いものがある。
M1の時は、教育・言語・社会棟の6階の部屋だった。日当たりがよく、窓からは自然豊かなキャンパスを見渡せて、季節を感じることができた。M1は授業が多いため、院生室でオンラインの授業を受けたり、レポートを書いたり、お互いの関心ごとをおしゃべりしたり、いつも賑わっていた。ここでの楽しかった思い出は、たこ焼きパーティをしたこと。関西は「たこ焼き器」を持っている家庭が多いが、留学生や関西出身以外の方はたこ焼きを焼くのが初めての人も多く、関西の食文化を通じて交流でき楽しいひとときとなった。M1が終わって引っ越しをする時には、大学院生活も半分が過ぎてしまったのか・・・と、6階を離れることが寂しかったことを覚えている。
M2になり、芸術棟の1階に引越しとなった。ここは、眺めはいまいちだが、部屋が広くなり、1人で学びに向かいやすい机とみんなで話をしやすい大きな机の両方があり、なかなか快適だ。M2になると授業が少なくなるが、院生室で顔を合わせると、それぞれの修論に関するモヤモヤについて、あーだこーだと話が尽きない。ここでの楽しかった思い出は、M1M2合同企画で中国の留学生に教えてもらいながら本格的な饅頭作り&コストコパーティをしたことだ。お腹も心も満たされ、至福のひとときだった。ここで過ごせるのもあと半年・・・と思うと、寂しい気持ちと、焦る気持ちがこみ上げてくるが、コースの仲間たちとの濃密な時間の中で、きっと修論が仕上がっていくと信じて、残りの貴重な時間を大切に味わいたい。

