1. 院生リレーコラム
#026. 静かな町で見つけた日常と学び- (2025年入学・許 攸爍)
兵庫教育大学に入学してから、気がつけば一年が過ぎようとしています。新しい環境に戸惑いながら始まった大学院生活も、少しずつ日常の一部となりました。私は大学のある加東市に住んでいます。大きな町ではありませんが、静かで落ち着いた時間が流れる場所です。最初の頃は土地勘もなく、買い物に行くにも道を確認しながら歩いていましたが、日々の生活の中でスーパーへ買い出しに行ったり、大学との往復を重ねたりするうちに、いつの間にか道にも慣れてきました。
ある日、気分転換に少し外へ出かけた際、光明寺の駐車場に立ち寄ることがありました。そこから思いがけずきれいな夜景を見ることができました。大都市の華やかな夜景とは違い、静かに広がる灯りを眺めていると、日本で生活している実感がふと湧いてきます。
大学院での生活は、授業やゼミ、発表準備などに追われる毎日ですが、ときどき「大学の外でも誰かと気軽に話せる場所があればいいな」と感じることがありました。ちょうどその頃、イオンにある国際交流センターを偶然知り、時に足を運ぶようになりました。そこでは地域に住む外国の方々や日本の方々が交流しており、違った形で人と出会い、会話をすることができる場所になりました。
振り返ってみると、教室での学びだけでなく、地域での小さな出会いや日常の経験もまた、自分にとっての学びの一部であったように感じています。新しい一年も、一歩ずつ前に進んでいければと思います。
3. 時間割の組み方の例
「私は、「教育とは何か」「教員と子どもの関係」などをキーワードに時間割を組みました。「教育の歴史と教育理論の展開」では、近代化としての学校教育を捉え直し、学校制度や学校文化を考え、現代の学校教育において何が問題なのかと問い直すことができました。また、「子どもの発達と学校の関わり」や「かかわりの発達心理学」では、子どもの成長や学びを発達の側面から捉えることができました。現在、日本では学校改革の必要性が叫ばれていますが、学校教育で今まで当たり前として捉えていたことを、講義の中で先生や他の院生と共に対話を通して考え、さまざまな側面から学校教育を見ることで、何が問題なのかをもう一度問い直す機会となるのが、大学院での学びだと思います。」(『2025大学院案内』より転載)