教員紹介

教授
大関 達也Tatsuya OZEKI
研究テーマ
ガダマーを中心としたドイツ教養思想に関する研究
主な担当科目
教えと学びの哲学
主な研究業績
- 大関達也「他者の立場から理解することを学ぶ教養教育―哲学的解釈学の観点から―」,兵庫教育大学編『兵庫教育大学研究紀要』第60巻,2022年,1-10頁
- 坂越正樹監修 丸山恭司・山名淳編『教育的関係の解釈学』東信堂,2019年(共著)
- 大関達也「公共圏を形成するための教養教育―ガダマー解釈学の観点から―」,日本ディルタイ協会編『ディルタイ研究』第29号,2018年,43-63頁
社会的活動など
- 教育哲学会(会員),教育思想史学会(会員),日本ディルタイ協会(理事),日本教育学会(会員),日本教師教育学会(会員),中国四国教育学会(編集委員),日本教育実践方法学会(会員),加東市いじめ問題対策委員会(委員)
おすすめの一冊
- ハンス=ゲオルク・ガダマー(轡田収他訳)『真理と方法』(Ⅰ:1986年 Ⅱ:2008年 Ⅲ:2012年)法政大学出版局
これまでに指導した修士論文題目
- 令和6年度
- 在外公館の交流事業を基にした学校教育における異文化交流の再考
―在上海日本国総領事館及び中国駐大阪総領事館による2022年、2023年の事業比較を通して― - 社会貢献活動に参加する子どもの意識変容に関する研究
―傍観者から当事者へのパースペクティブ変容に着目して― - 教育現場における看護学生と看護教員の相互交流的な関係
―省察的実践者としてエピソード記述で振り返る― - 教師が学び合う校内研修に関する研究
―モーリス・メルロ=ポンティの身体論を手がかりに― - 民主主義を担う学校の道徳教育に関する研究
―シャンタル・ムフの闘技民主主義の理論を手がかりに― - 授業場面における教師の代替不可能性に関する考察
―メルロ=ポンティの『現象的身体』を手がかりにして―
- 令和4年度
- 日本語教育における意味の伝達と創造に関する研究
―言語行為におけるコンテクストの共有と意味の脱構築に着目して― - キャリア教育における高校生の進路指導についての研究
―生徒に求められる能力と教師の関わりかたに注目して― - 学校でシティズンシップを育むための体験活動に関する研究
―デューイの経験論における『試みること』と『被ること』の検討から― - 「わからないこと」に対する教師と子どもの協同的探究
―ウィトゲンシュタインの言語ゲーム論を手がかりにして―
- 令和3年度
- 通常学級における特別な支援を必要とする児童への対応
―ノディングズのケアリング理論を手がかりにして― - 自由で平等な意見表出を可能にするコミュニティ・スクールの研究
―ハンナ・アーレントの公共性の概念に着目して―
- 令和2年度
- 教育における「何もしない時間」の持つ意味
―埋め尽くす中に「空白」が語るもの― - 教師が主体的に学び合える校内研修の研究
―ケアリングの関係に基づく対話の視点から―
- 平成28年度
- 学校化するフリースクールの意義に関する研究
―主体的な学びに着目して― - 理論と実践の融合をめざした教員養成カリキュラムに関する日中比較研究
―教育実習の位置づけを中心に― - 小学校におけるコンピテンシー育成に関する研究
―知識の概念に注目して―
- 平成27年度
- 看護学生の「患者理解」に関する研究
―看護学生の臨地実習に対する解釈学的アプローチ― - 子どもの興味を重視する学校教育の研究
―セレスタン・フレネの「興味の複合」概念に注目して― - 「教師―生徒」関係の再構築に関する研究
―フレイレの教育思想を中心に― - 道徳授業を通じた公共圏形成に関する研究
―H.アレントの思想を手がかりにして―
ゼミの時間にはこんなことをしています
・それぞれの問題関心から研究テーマを設定する。
・発表資料に基づいて討論する。
・教育問題を根本的に考察するために必要な古典的基礎文献と最新の研究成果を随時紹介する。
こんな人にぴったりのゼミです
・時流に流されることなく、教育の本質をじっくり考えてみたいという人。
・古典との対話を通して、現代の教育に関する問題や概念を捉えなおしてみたいという人。
・「多文化社会における共生と教育」、「相互理解に基づく人間形成」、「教師‐生徒関係」等の問題に関心のある人。