社会系教科マネジメントコース

ゼミ紹介

*紹介の内容や掲載者のプロフィール等は、記事公開当時のものです

*紹介の内容や掲載者のプロフィール等は、記事公開当時のものです
2022年07月27日掲載

ゼミの概要

 学生が準備した授業プランをもとに、森先生や他のゼミ生との対話を通して授業プランを修正していきます。時にはホワイトボードを使って、視覚的に学生自身の頭の中を整理し、プランを再考することもあります。

ゼミの特色

 このゼミでは、万全の準備をして授業プランを作成していきます。それに対して、森先生の「どういうことなんだろう?」とか「もっと具体的に教えて?」という問答が続きます。やがて、私は行き詰まり、なんとなくそういうものだろうで片付けてきたことに気づかされます。そして、抽象的な内容でも具体的に説明できること、これが本当に理解できているということなのだと学びました。

ゼミ指導教員の紹介

 森先生は、私が答えを導き出すまでじっくり待ってくださいます。また、どうしても答えにたどり着けないとき、先生の専門分野であろうとなかろうと、「対話」で解決してくださいます。

ゼミを選んだ理由

 以前から、「対話」に興味を持っていたからです。これまで私が受けてきた社会科の授業は一方的に教師が話すスタイルが多かったです。私は社会科が好きだったので苦痛ではなかったけれど、苦手な生徒はどう感じていたのでしょうか。そこで、社会科は暗記で面白くないという子どもたちの認識を変えるために「対話」を使った授業を作っていきたいと考えたからです。

受験生へのメッセージ

 私はこのゼミに入って、「難しい」という言葉を発しないようになりました。「難しい」、この言葉は魔法の言葉で、思考を止めてしまいます。この言葉で私はこれまで本質を突き止めることから逃げていたのかもしれません。それ以来、「そもそも○○ってなんだろう?」という世の中の物事の本質について、自分で疑問を持ち、考えたり調べたりするようになりました。私は「知識はつながる」と以前から感じてはいたけれど、ぼんやりとしたイメージでしかありませんでした。しかし、そもそも○○って?という物事の本質の疑問を森先生とともに探究していく過程で、社会科と他教科、さらには自分自身の身近な経験ともつながる感動を実感するようになっていきました。断片的な知識がつながる感動を子どもたちにも感じてほしい。私の新たな目標が生まれました。

紹介者(中央)とゼミ生
紹介者(中央)とゼミ生
ゼミ中の様子
ゼミ中の様子

*紹介の内容や掲載者のプロフィール等は、記事公開当時のものです
2022年07月27日掲載

ゼミの概要

 吉水裕也研究室は、主に社会科教育学・地理教育がメインですが、院生の研究に合わせ幅広い内容を扱っています。ゼミは、現時点では基本的に毎週金曜日の18時~オンラインで行っています。

ゼミの特色

 ストレートから博士課程、そして小・中・高と幅広いメンバーで毎週のゼミを行っています。毎週、全員がレポートを発表して、ディスカッションします。自分の研究だけではなく、同じメンバーの研究に関しても深く考える機会があります。吉水先生のコメントが広く深いので、次のゼミまで研究を進めることができ、力がついていきます。

ゼミ指導教員の紹介

 吉水先生並びに研究室の様子は、以下のホームページに詳細が掲載されています。ぜひご覧ください。
http://web.hyogo-u.ac.jp/yosimizu/
吉水先生は、副学長ですし多方面でご活躍されていますので、大変御多忙です。しかし、ゼミ生一人一人の研究に対して丁寧に、そして学生の自主性を尊重しながらご指導いただいております。ご存知の方も多いと思いますが、吉水先生は社会科教育誌に連載されています。ゼミでも院生と一緒に原稿検討することもあり、内容について意見を交流することができます。年に一度発行されるゼミ誌では、ゼミ修了生の方々の様子やメッセージを拝見できます。

ゼミを選んだ理由

 学校現場で実践を積み重ねていたのですが、理論や社会科全体のことを突き詰めてゆっくりした環境で勉強したいと思い大学院の説明会並びに、体験授業に参加しました。そこで、吉水先生からの説明と講義、そして面接もしていただきました。その中で、自分のやりたいと思っていることができ、さらに知的に楽しい2年間が送れそうだと思い、吉水ゼミの門を叩きました。

受験生へのメッセージ

 19年学校現場にいましたが、現場は問題の集合体でした。ゆっくりと腰を据えた研究は夏休みくらいしかできませんでした。会議、保護者対応、生徒指導に時間がとられました。毎日ある6時間の教材研究になかなか時間を回せないのが現状です。しかし、教師本来の仕事は授業です。知的で楽しい授業を行うのが本筋です。是非、どのような授業がいい授業なのかと常に考えながら、先人の研究を調べ、新規性に挑戦してください。

対面ゼミ中の様子
対面ゼミ中の様子
オンラインゼミ中の様子 紹介者は上段中央
オンラインゼミ中の様子
紹介者は上段中央

*紹介の内容や掲載者のプロフィール等は、記事公開当時のものです
2022年07月27日掲載

ゼミの概要

 福田研究室では、「社会科教育」をテーマに研究を行っています。週に1回ゼミの授業では、各自の研究の進捗や実習に向けた教材研究などを報告し、今後の研究の方向性について議論を交わしています。研究室のメンバーの研究テーマは多種多様ですが、福田先生はゼミ生が関心をもっていること、やりたいことを全力でサポートしてくださいます。また行き詰ってしまった際には、とても親身になって一緒に考えてくださいます。

ゼミの特色

 ゼミには、現職の院生、ストレート院生、他の研究室所属の院生も参加しており、所属や希望校種が違うからこその活発な議論が行われ、自身の見方・考え方が広がっていることを実感しています。ゼミ以外の時間は、研究室のメンバーと学年を超え時間を忘れて談笑をしたり、共に勉強を教え合ったりと、和気あいあいとしたアットホームな雰囲気です。

ゼミ指導教員の紹介

 福田先生は、答えではなく考え方を教えてくれる先生です。なかでも、「足で稼ぐ」ことの大切さを教えてくださり、フィールドワークを勧めてくださったことで、多くの学びを得ることができました。福田先生は、単に見聞きするだけではなく現地に足を運び「生」のデータや自分の目で見ることを通して実態を把握するフィールドワークを大切にされており、研究室のメンバーにフィールドワーク先のお土産をくださることもあります。私自身も長崎に足を運び教材研究を行いました。フィールドワークを活かした授業を実習でも実施し、大きな手ごたえを感じることができました。
 また福田先生の人脈はとても広く、多くの学会や勉強会に参加をされています。アカデミックな場の情報提供は、ストレート生にとって世界を広げてくださる大きな存在です。

ゼミを選んだ理由

 福田先生の研究分野は、社会系教科教育の理論と実践に関する研究で、その内容は多岐にわたります。なかでも、基本的人権を核とした市民性教育の授業内容研究が、私の興味を持っていた、平和学習・人権教育というテーマに一致したことが福田研究室を志望した大きな理由です。

受験生へのメッセージ

 福田研究室では、福田先生や同じ志を持つ仲間とともに、とても充実した学生生活を送っています。今一度、自身の「社会科教育」の知見を深めて社会科の教員になりたいと考えている大学生、教育現場で働いている先生方は、ぜひ社会系教科マネジメントコースを受験して福田研究室にお越しください。

ゼミ中の様子
ゼミ中の様子
福田先生と紹介者(写真右)
福田先生と紹介者(写真右)

*紹介の内容や掲載者のプロフィール等は、記事公開当時のものです
2024年06月21日掲載

ゼミの概要

 山内研究室では社会科教育を主体とした研究を行っています。週に1回、各自の研究報告や実習に関わる教材研究などについて議論を交わしています。ゼミでは、それぞれが関心をもつこと、研究したいことを提案し、山内先生はその研究のサポートを親身になり行ってくださいます。

ゼミの特色

 ゼミには、現職の院生とストレートの院生が所属しています。それぞれ校種や立場は異なりますが、活発な議論が行われています。そして山内ゼミでの最大の特色は「新規性を見い出す」ことを重んじている点です。研究をする上では当たり前ではないかと思われるかもしれません。しかし研究を進めていく中で、先駆者が同じ理論を述べていると気づくことがあります。実際、私もそのような事態になったことがあります。この「新規性」という視点をもっておくことで批判点が生まれ、自分の研究につながっていきます。

ゼミ指導教員の紹介

 山内先生は元々小中学校教員もされていました。社会科教育に関する知見はもちろんのこと、現場での目線からも助言してくださいます。社会科教育の理論と現場での実践を基にお話をして下さることを取り入れていくと、授業プランが非常に明確で、ブラッシュアップされたものへと仕上がっていきます。また、山内先生は私たちの考えを引き出してくれるので、私たちが悩んでいる時には、様々な角度からアプローチして良い方向へと導いてくださいます。

ゼミを選んだ理由

 私は元々兵庫教育大学の学部出身で、学部の時には卒業論文は社会科教育とは全く異なるテーマであり、社会科教育は講義ぐらいでしか触れてきませんでした。そのような経緯もあって、現場に出た時に教えられるかなという不安と現場に入った時に大学院で得た知識を還元したいと思い進学しました。そこで学部の講義で社会科教育を教えてくださっていた山内先生のもとで、社会科教育を学びたいということでゼミを選びました。

受験生へのメッセージ

 研究は自分との戦いと思われがちですが、そのような時に先生はじめ周りの方々が寄り添ってくださいます。確かに研究は大変な面はありますが、「これいいのではないか」「新しいことできそう」と思った時は非常に高揚した気分になれます。そのような研究に没頭して、新しい研究を行いたい人、社会科教育の知見を深めたい人、現場で社会科教育の理論や自分の研究を還元したい人等々、是非社会系教科マネジメントコースを受験して、研究室にお越しください。

ゼミ中の様子
ゼミの様子