コース長あいさつ

コース長 森田 猛 教授
コース長
森田 猛 教授

「学び続ける教師」の実現を共同で追求

 社会系グループ(学部)、社会系教科マネジメントコース(教職大学院)は、日本や世界をとりまくさまざまなレベルの社会的諸問題を学問的に深め、学校における教育実践につなげることを目標とするコースです。地理、歴史、公民、社会科教育の諸分野に分かれて、教育・研究を進めています。社会系の教員集団は、全体として学生・院生の指導にあたっていますが、とくに学生・院生の研究したいテーマにあわせて、少人数での懇切丁寧な個別指導を重視しています。その学修単位であるゼミでは、先行研究の調査と問題の所在(研究テーマ)の発見、関連資料の収集、分析、発表といった学問の基本的な手順にしたがって研究を進め、その成果として卒業論文・教育実践研究報告書を作成します。これらは学界における知的な貢献を目指したものですが、社会における実際的な問題解決にも役立っています。

 社会系教科マネジメントコースには、本学学部卒のストレート学生のみならず、他大学出身の学生、現職教員も多数入学しており、多様な経験の共有化が共同学習の場に活かされています。また、4週間から6週間にわたる実習校での経験は、大学院での学びで問い直され、理論と実践の往還を通した授業実践力の向上につながっています。

 社会系の学びは在学中に限りません。研究会や講演の開催など、本コースの同窓会組織(嬉野会)の充実した交流活動が、卒業・修了後の学修を継続的にサポートしてくれます。まさに「学び続ける教師」の実現を共同で追求しているのです。