教員紹介
社会科教育
濵野 清

教育・研究に対する考え方
まず,「教育」についてですが,私自身は学校現場をスタートにしつつも,ここ十数年間は教育行政の世界から学校支援に関わってきました。そこでは児童生徒に対する「個別最適な学び」の重要性について触れてきましたが,これは教師(学生)に対しても言えることだと思っています。個性化,多様化に意を払った教師(学生)支援が必要であり,努めていきたいと考えています。
また,「研究」については,今回の学習指導要領改訂に,当事者の一人として関わってきたことを踏まえ,改めてそれを整理したいと考えています。社会科系教科,その中でも中心は中学校社会科地理的分野,高等学校地理歴史科地理領域科目になりますが,今日求められる資質・能力育成の観点から,その在り方について整理しつつ発信していきたいと考えています。
担当授業
- 学部
地理歴史科教育法Ⅱ
地理学特論演習Ⅰ・Ⅱ - 大学院
社会系教科の授業デザインの理論と方法⑴
学校における防災教育と心のケア
メッセージ
現職の先生方へ学校現場では,児童生徒に囲まれて大きな遣り甲斐を感じる一方,日々多様な用務を抱えておられることと思います。そんな用務の中にあって,最後に問われるのは授業でしょう。より良い授業の在り方を希求する皆さんと一緒に,その答えのない問いに挑んでいきたいと思っています。社会科系教科ならでは,地理ならではの授業の在り方について,ともに試行錯誤しつつ考えてみませんか。
高校生の皆さん多くの研究者の言うところ,教師という仕事は将来も無くならない仕事の一つのようです。その中でも社会科系教科は,社会的事象を扱うが故に,それをどの側面から捉えるか,誰の立場から考えるかによって,その答えは一つに定まりません。何事にも正解のない現在,社会の最適解を児童生徒と共に考える仕事を,あなたはどう思いますか。一緒に考えてみませんか。