教員紹介
日本史学
山本 康司

教育・研究に対する考え方
日本中世史を専攻しており、主に南北朝期室町幕府の制度史を研究しています。南北朝期の室町幕府には、引付方・侍所・恩賞方・仁政方・政所など様々な機関が設置されており、なおかつ頻繁に改編されていました。室町幕府の諸制度のあり方は室町幕府の政治史とどのように連関しているのか、室町幕府の制度改編はどのような意図があったのか、などの点を研究してきました。これらは、鎌倉幕府と室町幕府の連続性や断絶性について考えることに繋がっています。
また、教育で大事にしたいのは、学生の自主性です。学生には、自らの興味・関心や疑問に基づいて課題を設定し、その課題を解決するために自ら調査するということをしてほしいと考えています。学生自らが主体的に動き、試行錯誤したという経験は、卒業後においても役立つことでしょう。
担当授業
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学部
同和教育と人権教育
初等社会
日本史概説
日本史演習Ⅱ -
大学院
社会系教科の授業デザインの理論と方法(2)(4)
社会系教科教育実践研究
メッセージ
現職の先生方へ 教員生活を送るなかで「もっと勉強しておけばよかった」と思うことはありませんか。今からでも遅くありません。よりよい教育のために、2年間、研究や研修に没頭してみませんか。
日本史の研究は日々進展しており、それによって、教科書も変化し続けています。日本史の研究とはどのように行われているのか。歴史研究の基礎となる歴史資料(史料。古文書や古記録など)はどのようなものか。地域の歴史を調査・活用するにはどうすればいいか。一緒に学びましょう。
私たちは歴史の上に生きています。そして、歴史を知ることは、過去の人々がどのように生きていたかを知ることにつながります。また、歴史は教科書に載っていることがすべてではなく、歴史資料を読み解くことで次々と明らかになっていきます。より深く、より広く、歴史を学んでみませんか。