教員紹介
哲学・倫理学
村瀬 智之
教育・研究に対する考え方
私は哲学・倫理学を専門としています。その中でも現代の英米圏を中心に研究が行われている分析哲学の方法論を用いて、知識や能力、徳といった概念について研究を進めてきました。同時に、対話型の哲学教育の方法論である「子どもの哲学(Philosophy for Children)」や哲学対話(「子どものための哲学」や「p4c」と呼ばれることもあります)の研究と実践にも取り組んできました。
講義・演習では、人間や社会、学校や教育について考えるための諸概念を取り扱いながら、受講者とともに対話・議論をしていきたいと思っています。言葉を交えながら共に考えるという、基本的で、しかし、実は難しい事柄を体験してほしいと思っています。
担当授業
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学部
哲学概説
哲学演習
初等社会
現代を生き抜くための社会科 -
大学院
現代社会の課題とその教材化
教育課程の制度的特質と課題
メッセージ
現職の先生方へ
教育現場では多くのことが次々と起こり、処理され、流れ去っていきます。それは個々の先生方の責任ではありません。そんな中で少し立ち止まって考える必要を感じることもあるかもしれません。そこで何が起こっているのか、これは何なのか。哲学はそんな風に考えるのが得意な学問です。より良いもの、こうすべきこと。もちろん、それらを考えることもできます。しかし、その前に、いま何が起こっているのか、これは何なのか。哲学や倫理学の中で練り上げられた諸概念を用いることで、状況が少しクリアになるかもしれません。
私自身、十数年、高等専門学校の一般教育科の教員としてクラス担任、部活顧問、保護者対応等々の渦の中で生活をしてきました。対話しながら共に考えることで、自分自身とその周囲について改めて考えてみる機会をもつ。そのお手伝いができればと思っています。
皆さんにとって学校はどんなところでしょうか。そこでは何が起こっていますか。私たちが物事を把握したり理解したりする時には、皆さんがそれまで獲得してきた言葉(概念)や知識が使われています。だからこそ、その言葉や知識をブラッシュアップしていくと、社会や周囲をみる見方が、見えてくる景色が、変わっていきます。あなたを形作る言葉(概念)は何ですか。それについて深く考えてみることで、あなたの見る世界は変わるかもしれません。みんなで話をしながら自分の言葉と思考を変えていく。それが哲学することです。一緒に哲学をしてみませんか。