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芸術表現系教育コース/小学校教員養成特別コースの前芝武史教授が「美術解剖学展」を開催します

 芸術表現系教育コース(美術)/小学校教員養成特別コースの前芝武史教授が、大阪市中央公会堂にて、アカデミック造形研究プロジェクト第2弾「美術解剖学 公開制作≪0からの構築プロセス≫」を開催します。

アカデミック造形研究プロジェクト第2弾「美術解剖学 公開制作≪0からの構築プロセス≫」

会期:令和5年1月21日(土)12:00~16:30 (17:00~親睦会、予約制)
場所:大阪市中央公会堂 B1F 大会議室(公開制作は入場無料)
交通アクセス:https://osaka-chuokokaido.jp/map/

本展に関する問い合わせ先:前芝武史 maeshiba(あっと)hyogo-u.ac.jp ※(あっと)は@に置き換えてください

前芝武史研究室HP
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前芝武史教授コメント

 造形芸術は、時代の流れと共に、個性や感性、真新しさの面ばかりが強調され、昨今ではアカデミックな要素は大きく後退してまいりました。しかし本来、造形芸術は、解剖学や幾何学、建築、工学、動植物学、美学、文化史学、宗教学等...実に様々な学問領域から成立する学際領域です。万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの思考の中心には、絵画が常に厳然と存在しましたが、これらを踏まえると造形芸術は、様々な学術領域のハブとなるものだと言えます。
 思えば人間は古来より、木や石器、土器など、扱いやすいものを加工することからモノを作り始めました。現在では、こうしたモノ作りは、物質的豊かさに直接関係するデザイン領域へと昇華され、特に日本では、Made in Japanとして製品化されたものが海外へも輸出、日本の外貨獲得の重要なパーセンテージを占めています。良いデザインの裏に人間工学あり...、絵画や彫塑、素描、美術解剖学は、こうした応用芸術の基礎学ともなるものです。また、物質的豊かさだけでなく、人間形成としての教育...、芸術系教育の最たる目標「豊かな情操教育」は、「体系化された知識・理解・思考を伴う極めて知的な感性と、教養に満ちた美意識の育成」を意味します。
 アカデミック...昨今この言葉は「真新しさのない」等、悪い意味で用いられることの方が多くなりましたが、本来は「学究的」という意味の言葉で「大学等の研究機関で扱われる様な」といったニュアンスのものです。「美術解剖学・具象・素描...構造を見て構成する事」...。アカデミック造形研究プロジェクトは、単に出来の良い絵画や彫塑作品を呈示するのみならず、特に造形芸術において、これら時代の流れと共に埋もれつつある「造形の学術的側面」や「その本質・可能性・魅力」を、造形芸術の基礎学という視座から探求しつつ、またその振興を図ります。そしてその活動を通し、我が国の文化高揚に資すること、美術教育学に新たな可能性を呈示すること、我が国のSTEAM教育・デザイン教育に資すること等を主たる目的とします。その挑戦的取り組みの第1弾は大変好評を博しましたので、今回は第2弾として、「美術解剖学 公開制作≪0からの構築プロセス≫」を開催いたします。

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