芸術表現系教育コース/小学校教員養成特別コースの前芝武史教授の彫塑作品が Viridian Artists Gallery, New York に展示されます
芸術表現系教育コース/小学校教員養成コースの前芝武史教授が New York Art Wave Project Exhibition 2023に選抜され、彫塑作品2点がViridian Artists Gallery, New Yorkに展示されます。
New Arts Prospect Artists from Japan Series X, 2023
"A Path For The Future"
展示期間(Part2):令和5年8⽉24⽇(木)〜30⽇(水) ※現地時間
場所:Viridian Artists Gallery, New York
※詳細は、次のウェブサイトをご確認ください。
NEW YORK ART WAVE PROJECT
◎ 本展に関する問い合わせ先:前芝武史 maeshiba(あっと)hyogo-u.ac.jp ※(あっと)は@に置き換えてください


今回の選抜は、今後、国際的・世界的な活躍が特に期待される日本人作家40名という枠組みでなされたものですが、現代美術系作家が圧倒的多数を占める中の具象作家としての選抜、しかもアカデミックな作家としての選抜で、これは極めて意義深いものとなったと考えております。
私の「団子の組み立て研究」、即ち「塊の構成」の研究が、普段の私の活動の舞台である日展や白日会、日彫展といった展覧会の枠組みや、彫塑という研究領域の枠組みを大きく超え、デッサンやデザイン、美術教育学、教育心理学、心身障害学、解剖学、医学領域にまで広がり、特に2023年度は、「前芝武史の世界と美術解剖学展(神戸新聞掲載)、公開制作」や、「美術解剖学会・講演(東京藝術大学)、並びに学会幹事への推挙」、「愛知医科大学医学部での講演」等、数々の領域を跨ぐ成果が出てきましたが、特に今回は、領域ではなく、国を超えてのものとなりました。
塊の構成を通した、芸術と学術研究は、大学に赴任して今年で19年になりますが、これまでは、こうした学際的研究と作品制作に執着し、研究活動も国内に限定的になりがちでしたが、私のこれまでの学際的研究や、私の所属するアカデミック造形研究プロジェクトの公開制作等も評価の対象となったようです。前芝も徐々に、米国ほか、ヨーロッパ方面での活動の基盤が整ってまいりました。今回の展覧会場は、ハドソンヤード・チェルシー地区というニューヨークでも一等地に存在する大きなギャラリーです。今後は一層、この重責を深く受け止め、更に精進を重ね、造形の本質や、芸術の価値、学術的可能性や重要性を伝えていきたいと思います。そしてこれまで、自分の研究や教育を支えてくださった皆様に深く感謝申し上げたいと思います。



