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本学大学院修士課程学生3人が第11回日展(第3科彫刻)で入選しました

 第11回日展(第3科彫刻)において、本学大学院芸術表現系教育コース(美術)2年の姜昊さんが2度目の入選を、1年の荒木めぐみさんと白垣幸也さんが初入選を果たしました。
 日展(日本美術展覧会)は、明治時代から約120年の歴史を持つ展覧会で、古くは文展(文部省美術展覧会)、帝展(帝国美術展覧会)と呼ばれた公募展で、毎年11月から東京・六本木の国立新美術館で開催されています。

写真_姜さん作品姜さん入選作品≪沈む≫
石膏 座像(トルソ)
写真_荒木さん作品荒木さん入選作品≪そら≫
石膏 座像(トルソ)
写真_白垣さん作品白垣さん入選作品≪A≫
石膏 座像(トルソ)

 

[前芝武史教授のコメント]
 姜さんは、中国からの留学生で本学大学院入学後に彫塑造形の面白さに魅了され、本格的な勉強を始められ、今年で2度目の連続入選になりました。また荒木さん、白垣さんは、具象彫刻(とりわけ人体塑造)の制作を専門的・本格的に勉強するため、同コースに入学されました。そして大学院の彫塑制作の授業では、美術解剖学モデルとして非常に名高い海斗氏の全面的な協力を賜りました。この場にて深く感謝申し上げます。
 今年度の日展(第3科彫刻)は、全国47都道府県でも、初入選がたった10人(外国人含む。)という大変厳しい状況になりましたが、その中に本学大学院の在学生2人が入ったことになります。また、今年度の各大学の大学院生/学生の入選数を見ても、本学は、首位の筑波大学に次ぐ第2位という成績で、全国の教員養成系大学の彫塑分野を圧倒する形となりました。
 「4月から10月の半年の指導で日展に」という、美術関係者を驚愕させるような標語を掲げる前芝研究室。本研究室では、造形を科学として捉え、Maeshiba Method of Modeling Mass(造形原理と、塊の組み立てによる理法体系)を標準基盤とし、自然観察・美術解剖学等、複合的教育を目指すという、どこの大学にもない指導を行っている訳ですが、教員養成系大学の指導者としてこんなに大きな喜びはございません。前芝研究室は、これで本学大学院生を累計12人、日展に入選させてきたことになり、中には特選を受賞する者や、大学教員、他大学にて博士(芸術学)や博士(学術)を授与された者もいます。大学院生の方々には、今後一層努力を積まれ、造形芸術/科学の思考を多角的に深め広げて行ってもらうことを期待しています。
 また私自身も、古き常識や慣習に囚われず、常に新進気鋭の貪欲な精神でもって工夫・新発想を重ね、最先端の教育研究を徹底的に追求し、芸術や科学の冷めやらぬ興奮を知る指導者、飽くなき探求心・尽きない興味をもった真の教育者・研究者の養成に邁進いたします。どうか今後ともご理解ご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 姜さん、荒木さん、白垣さんの作品は次の展覧会でご覧いただけます。
 また、3人を指導している前芝武史教授の作品もご覧いただけます。

第11回日展 開催概要

令和6年11月1日(金)~令和6年11月24日(日)
国立新美術館
https://nitten.or.jp/summary

第11回日展 巡回展スケジュール(予定)
京都(令和6年12月21日(土)~令和7年1月18日(土)/京都市京セラ美術館)
名古屋(令和7年1月22日(水)~令和7年2月9日(日)/愛知県美術館ギャラリー)
神戸(令和7年2月15日(土)~令和7年3月23日(日)/神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館)
富山(令和7年4月25日(金)~令和7年5月11日(日)/富山県民会館美術館)
https://nitten.or.jp/traveling_exhibition

写真_前芝先生作品前芝武史教授の作品≪caldera≫
石膏 横臥像(着衣全身)
写真_前芝先生作品前芝武史教授の作品≪caldera≫

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