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在学生からの大学生活短信

「交響」 《梶谷 彰信さん》

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梶谷 彰信 さん

大学院学校教育研究科専門職学位課程
教育実践高度化専攻
学校経営コース


総合体育大会を目前に控えた夏のある日、体育館では出場選手たちの壮行会が行われていました。大会に意気込む選手たちの背中を押すメッセージとともに、吹奏楽部の演奏がありました。彼女たちもまた、コンクールに向けて最後の仕上げといった段階。演奏を聞いていると、鳥肌とともに「今年は一味違うぞ!」と伝わってきます。
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私は今年度、兵庫教育大学附属中学校で教員をしながら、学校経営コースに所属する大学院生として生活しています。コースの先生方や同期、同僚の先生方の支えがあって、働きながら学ぶことができており、その感謝は計り知れません。しかも周りからは「二足の草鞋だと大変だね」とよく言っていだたきます。確かに業務量は他の先生方よりも多くなるだろうし、研究やレポート等に費やせる時間は他の院生の方より少ないと思います。けれど、それでもなお余りある知識との出会い、そこから得られる刺激によって、その両立による「負担」が「充実」になり得るのだと感じています。今まさに得たばかりの知識や理論を、現場レベルで具に感じることができる。これは、インターンシップや実習の中で感じるものとは全く別物ではないかと思っています。まさに自分に与えられた特権のようなものでしょうか。

あの日、吹奏楽部の演奏から感じた言葉にできない「何か」は、気持ちの安らぐ「調和-Harmony-」ではなく、心を震わす「交響-Symphony-」。うまくやっていくのではなく、その両方が相乗効果となり、刺激とエネルギーに突き動かされ、今しか経験のできない二年間を存分に謳歌したいと思っています。

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