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本学大学院修士課程学生2名が第10回日展(第3科彫刻)で初入選しました

 本学大学院芸術表現系教育コース(美術分野)1年次学生の鮫島美和子さんと、姜昊さんの2名が第10回日展(第3科彫刻)で初入選しました。
 日展(日本美術展覧会)は、明治時代より約120年の歴史を持つ展覧会で、古くは文展(文部省美術展覧会)、帝展(帝国美術展覧会)と呼ばれた公募展で、毎年11月から東京・六本木の国立新美術館で開催されています。

topics_20231114_samejima.jpg鮫島さん入選作品≪聴こえる炎≫ 塑造技法:FRP
topics_20231114_kyo.jpg姜さん入選作品≪初老の男≫ 塑造技法:石膏

 

 鮫島美和子さんのコメント
 『石に一滴一滴と喰い込む水の遅い静かな力を持たなければなりません』ロダンの言葉どおり、ひとつひとつの作業を粘り強く積み上げていく事の重要さを、等身像制作を通し学ばせて頂きました。

 姜昊さんのコメント
 自分で目標を決めて、自分から進んで勉強し、先生の指導・助けを得て、最後に良い結果を得られました。これは私にとって特別な体験でした。来年も続けられるように頑張ります。

 前芝武史教授のコメント
 鮫島さんは、具象彫刻(とりわけ人体塑造)の制作を専門的・本格的に勉強するため、本学大学院に入学されました。姜さんは中国からの留学生で、本学大学院入学後に彫塑造形の面白さに魅了され、本格的な勉強を始められました。また大学院の彫塑制作の授業では、美術解剖学モデルとして非常に名高い海斗氏の全面的な協力を賜りました。この場にて深く感謝申し上げます。
 今回、極めて短期間の勉強で、日展入選を果たした2名は、いずれも向学心豊かで、日々真面目に勉学に取り組み、非常に大きな研究成果を得ることが出来ました。同じ彫塑室で前芝も制作、共に形態を造形的に考え、毎日汗を流した日々がとても煌めいて感じられます。今後はこの勉強をしつこく継続...即ちたった一度や二度、数度の入選等にとどまらず、粘り強く何年も何十年も勉強を重ねて初めて意味のあるものになることを肝に銘じ、努力してほしいと思っています。

 鮫島さんと姜さんの作品は次の展覧会でご覧いただけます。
 また、2名を指導した前芝武史教授の作品もご覧いただけます。

第10回日展 開催概要

令和5年11月3日(金・祝)~令和5年11月26日(日)
国立新美術館
https://nitten.or.jp/summary

第10回日展 巡回展スケジュール(予定)
京都(令和5年12月23日(土)~令和6年1月20日(土)/京都市京セラ美術館)
名古屋(令和6年1月24日(水)~令和6年2月12日(月・祝)/愛知県美術館ギャラリー)
神戸(令和6年2月17日(土)~令和6年3月24日(日)/神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館)
金沢(令和6年6月1日(土)~令和6年6月23日(日)/石川県立美術館)
https://nitten.or.jp/traveling_exhibition

topics_20231114_maeshiba1.jpg前芝武史教授の作品≪祈り―Mahatma Gandhiの行進―≫ 
塑造技法:FRP
topics_20231114_maeshiba2.jpg前芝武史教授の作品≪祈り―Mahatma Gandhiの行進―≫

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