本学の研究グループ「地形×創作 研究プロジェクト」の取組が2025年度GIS教育実践アワードにおいて国土交通大臣賞を受賞しました
11月1日(土)、本学の研究グループ「地形×創作 研究プロジェクト(代表:社会系教科マネジメントコース小倉拓郎准教授)」の取組が、2025年度GIS教育実践アワード-初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰-において国土交通大臣賞を受賞しました。
GIS教育実践アワードは、教育現場でGIS(地理情報システム)を活用した授業の展開やGISを活用する能力の習得が求められている中、授業において先導的な取り組みを実践している教員を対象とした表彰制度を創設することで、GISの普及及び展開の契機としていくものです。
表彰式にて取組事例を発表する小倉拓郎准教授
表彰状[受賞コメント]
本受賞は、令和6年度兵庫教育大学「理論と実践の往還・融合」に関する共同研究活動(参照1)の成果が対象となっています。本学大学教員、附属小中の教員、学部生、非常勤講師、名誉教授を含む、国内外の研究者・教員・学生らのグループで受賞しました。地理情報システム(GIS)と紙粘土を用いた創作活動を用いて、苦手な人が多い地形図読図スキルを解消しようといった取組です。小中高と大学を通した異校種での実践や、GISと創作活動を組み合わせた独創的な発想が評価対象となりました。本研究成果は、現在兵庫教育大学教育実践学叢書としてまとめているところです。また、授業実践とリフレクションに関する内容は、オンライン教員研修コンテンツ(参照2)としても配信しています。ぜひご覧いただけますと幸いです。
- 参照1 令和6年度兵庫教育大学「理論と実践の往還・融合」に関する共同研究活動「地形×創作:創作活動を通した地形表現体験プログラムの開発と効果検証―アナログ・デジタルの往還による地形図読解力向上への挑戦―」(社会系教科マネジメントコース小倉拓郎准教授)
参照2 オンライン研修コンテンツ「創作・表現活動を通した地理学習の実践―アナログ・デジタルの往還を通じて―」
※文部科学省「新たな教師の学び」に対応したオンライン研修コンテンツについては、こちら
「地形×創作 研究プロジェクト」メンバー
兵庫教育大学大学院学校教育研究科 准教授 小倉拓郎*
愛知学院大学教養部 講師 中村洋介
兵庫教育大学附属小学校 教諭 笈田太郎
兵庫教育大学附属小学校 教諭 古家美和
和泉市立槇尾学園 教諭 佐藤凌太(元本学附属中学校教諭)
神戸市立伊川谷中学校 教諭 大西美佐歩(元本学附属中学校教諭)
兵庫教育大学先端教職課程カリキュラム開発センター 教授 濵野清
北海道大学大学院地球環境科学研究院 准教授 早川裕弌
立命館大学衣笠総合研究機構アート・リサーチセンター 准教授 山内啓之(本学非常勤講師)
田谷の洞窟保存実行委員会 委員長 田村裕彦(本学非常勤講師)
Northumbria University 准教授 Vincent Tong
立命館大学文学部地域研究学域 特任助教 小林勇介(元本学非常勤講師・研究補佐員)
筑波大学大学院理工情報生命学術院 修士2年 鹿野友渚
兵庫教育大学学校教育学部 4年 島崎遥名
兵庫教育大学学校教育学部 4年 碓井河月
西宮市立深津小学校 教諭 桑名航平(本学学校教育学部令和5年度卒業生)
関西学院大学教育学部 教授 吉水裕也(本学名誉教授)
*プロジェクトの代表
2025年度GIS教育実践アワード-初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰-
https://gisa-japan.org/awards/post-1.html


