不思議の国の全校朝会 《川村 庸子さん》
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著者 |
川村 庸子学校教育専攻 教育方法コース昭和60年3月修了(第4期) |
発行 | 文芸社出版 | |
サイズ | B6判・126頁 | |
発行年月 | 2009年4月発行 |
本の内容
子どもの心を豊かに育む岩手発・学校教育の新しい試み。岩手県久慈市立久慈湊小学校で実践されていた,マジックショーみたいな全校朝会。理科の実験を取り入れた校長先生の楽しい講話を,多数収録。
ひとは生きている限り,活路,すなわち命の助かるみちを求めています。その活路を見出す力こそ,教育の現実的な目標だと思っています。この「全校集会」は,子どもたちが柔らかに不思議を感受し,深くまっすぐに思考し,ねばり強く活路を見出すため試みです。子どもたちの注意力が散漫になったり,人間関係のトラブルが発生したりしたときにはぜひ,彼らの不思議センサーに語りかけてみて下さい。子どもたちの心がみるみる元気になっていきます。
目次
はじめに
夢
第1回全校朝会『夢はでっかく』 --ジャンボ・シャボン玉をつくる--
いのち
いのちと向き合う --電池のつなぎかた--
緑とともに
アサガオもトマトも人間も --呼吸中のCO2の実験--
ルール
だれかが素晴らしいことをしたら拍手をしよう --チョークの反応--
挑戦
「わたしには,できる!」 --気圧の実験--
科学者
「田中舘愛橘記念科学館」へ行こう --浮沈子--
想像力
「あさがお」 --植物色素の実験--
聴く
友だちを大切にするってどんなこと --目覚まし実験--
名前
自分の名前 友だちの名前を大事にしよう --物の浮き沈み--
両立
実りの秋 スポーツも勉強も --弾むシャボン玉--
風流だね〜
俳句をひねってみよう --空気が薄くなると--
届けよう
思いを届けるということ --光ファイバーに光をあてると--
ミニ・サイエンス・ショー
寒い実験 --液体窒素の実験--
リーダー
頼もしいリーダーになるために --巨大糸電話で大きな音を出す--
見えない恐怖
カマイタチ --気圧の大きさ実験--
感謝
「ありがとう」のこころ --ダイコン電池で電子メロディ--
進級
大きく飛び立とう --ジャンボ空気棒を飛ばす--
科学する心
卒業生へ「ホタルの光」 --光る液体の実験--
豆科学者誕生
研究発表会デビュー --融雪剤でイチゴ氷--
後悔の全校朝会
「雲」 --漬けもの器で雲をつくる--
この仕事でよかったと思えるとき
Qちゃんパワーの源は感謝力 --炭のパワーも隅におけない実験--
おわりに